肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

エプクルーサ配合錠の適応が拡大(2022.8.24)に伴う取り扱い

2022年08月30日 | C型肝炎ウイルスの治療

北海道では以下の通知がでました。
C型肝炎治療で、最初から使える薬が増えてくれるのはありがたいです。
投与期間が12週間必要ですが1日1回1錠ってのもありがたいですねえ。

絡   令和4 24
各都道府県衛生主管部(局)御中

                     厚生労働省健康局がん・疾病対策課

                     肝炎対策推進室

肝炎治療特別促進事業におけるエプクルーサ配合錠取扱いについて

標記事業につきましては、日頃より御尽力いただき、厚く御礼申し上げます。

今般、本年8月24日付けで「使用薬剤の薬価(薬価基準)の一部改正等について」(平成
31年2月25日付け保医発0225第9号)の記の2の()エプクルーサ配合錠(一般名:ソホスブビル/ベルパタスビル配合剤)について医薬品医療機器等法上の効能・効果等の変更に伴う留意事項の一部改正がありました
改正前)

本製剤の効能・効果は「前治療歴を有する
C型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」及び「C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」であることから、以下の患者には使用しないこと。
前治療歴のない
C型慢性肝炎ウイルス感染者又はC型代償性肝硬変患者
慢性肝炎を発症していない
C型肝炎ウイルス感染者
改正後)

本製剤の効能又は効果は、「
C型慢性肝炎、C型代償性肝硬変又はC型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」であることから、慢性肝炎を発症していないC肝炎ウイルス感染者には使用しないこと。
これにより前治療歴のない
C型慢性肝炎ウイルス感染者又はC型代償性肝硬変患への使用につきましても、肝炎治療特別促進事業における医療費助成の対象となりますので、ご承知おき下さい。なお、これに伴い「肝炎治療特別促進事業実施要綱」及び「肝炎治療特別促進事業の実務上の取扱い」の改正予定はございません。

適応当時の紹介リンクは以下から

https://blog.goo.ne.jp/mizuironokomorebi/e/4382a48aefdce6bc55c5ed0409e42d44


C型肝炎ウイルスにエプクルーサ配合錠(一般名:ソホスブビル/ベルパタスビル) ケアネットから 2例処方後2日目

2019年03月29日 | C型肝炎ウイルスの治療
 

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C型肝炎ウイルス感染症にエプクルーサ配合錠発売に
2019年2月26日発売となりました。
C型肝炎ウイルスによる非代償性肝硬変の方に使えるDAAとして待ちに待った薬です。
そして、耐性ウイルスある方にも現在二本で保険適応となっている一番効果のある薬と言えます。
多くの方を救ってくれること願っています。2019.2.26作成 2.28追記 3.29追記

提供元:ケアネット 公開日:2019/02/26

 ギリアド・サイエンシズ株式会社は、非代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症の成人患者、および直接作用型抗ウイルス療法(DAA)の前治療歴を有する慢性肝炎又は代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症の患者に対する
1 日 1回投与の治療薬「エプクルーサ配合錠」(一般名:ソホスブビル/ベルパタスビル)を2月26日に発売する。
 本剤は、核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害剤ソホスブビル(商品名:ソバルディ、2015年3月承認)とNS5A阻害作用を有する新有効成分ベルパタスビルを含有する新規配合剤。日本における非代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症の成人患者に対する最初の治療薬であり、また難治性患者に対して新たな治療選択肢を提供できることとなる。

<エプクルーサ配合錠の概要>
●効能・効果
前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
●用法・用量
1. 前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
リバビリンとの併用において、通常、成人には、1日1回1錠(ソホスブビルとして400mg 及びベルパタスビルとして100mg)を24週間経口投与する。
2. C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
通常、成人には、1日1回1錠(ソホスブビルとして400mg及びベルパタスビルとして100mg)を12週間経口投与する。
●発売日
2019年2月26日
●薬価
1錠 60,154.50円
■関連記事
非代償性肝硬変を伴うC型肝炎に初の承認


2019.2.26処方 当日内服5.21まで
1例目 57才男性 2b型 高ウイルス量 非代償期肝硬変脳症にてアミノレバン週3回点滴入退院繰り返しの方
二日経過、ビリルビン2台から1台へ 副作用は無さそう
4週後 1.2未満検出せず ビリルビン2前後から1.4まで低下

2例目 61才女性 1b型 高ウイルス量 脳症にてラクツロース継続
二日経過 この間DAAで倦怠感出ていたが今回は無いとのこと
2週間後 1.2未満検出あり 前回のような副作用は無い

マヴィレット製造承認 パンジェノ型リバビリンフリー 13例目開始 2017.11.27から

2019年02月04日 | C型肝炎ウイルスの治療
 

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 いよいよ、C型肝炎の最終治療薬とも言えるパンジェノタイプがでます。この薬が出て次の薬の開発をやめた会社もあるそうで、効果はかなり高い。耐性ウイルスの測定もしなくてもいいってことになったそう。うーん、とうとう来ましたねえ。なかなか治らないウイルスはそれでもいることはわかっていますが、ほとんどが治る時代になったことは確か。そして、リバビリンもとうとう使わないでこの効果。ほぼ100%の治癒率なんだそうです。学会でももう報告されている薬ですが、本当に凄い時代になりました。
12週投与が普通だったのも、1,2型の慢性肝炎(前治療がない人だけど)なら8週間ですむってことで凄いです。
一日一回食後に3錠と量は多いけど、期間が短くなって副作用も減っているとなれば、嬉しいニュースです。
この調子であれば、11月中から末には使えるようになるってことでした。
ちなみに、グレカプレビル(NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤)とピブレンタスビル(NS5A阻害剤)の合剤です。
NS5Bポリメラーゼ阻害剤はソフォスブビルとかで、今回は入っていないのに、こんなに効くのかいってはなしです。2017.10.11作成 2018.10.30更新
しばらく登録してなかったですが、今のところ順調で終了後の方はウイルスは全て消え続けてくれています。


以下はアッヴィさんのホームページから
C型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善に対して、
NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤であるグレカプレビル水和物(100mg)とNS5A阻害剤であるピブレンタスビル(40mg)を配合した経口の抗ウイルス化学療法剤「マヴィレット®配合錠」の製造販売承認を取得いたしましたので、ここに謹んでご案内申し上げます。
マヴィレット®配合錠は、本邦初の最短8週間治療を可能にするパンジェノ型リバビリンフリー製剤です。
近年、進化し続けているC型慢性肝炎治療において、本剤が少しでも多くの患者さんのお役に立てるよう、努力を重ねて参る所存でございます。

2017年9月吉日
アッヴィ合同会社
代表取締役社長
ジェ ー ムス・フェリシア ー ノ

2017.11.27処方 11.28服用開始 2018.1.22終了
1例目 40代 女性 2a 高ウイルス ASTALT高値にて早めに投与
飲み始め下痢あったがすぐおさまった。
吐き気が続いたり、やる気が出ないこともあったが薬飲むほどではないとのこと
2017.12.11 2週目で陰性化確認

2018.1.10処方
2例目 80代女性 2a 高ウイルス量 2018.1.22多病にて入院、中断となる

2018.2.19処方
3例目 70代女性 1b 高ウイルス量
ダクルインザスンベプラ ハーボニー ジメンシーでも耐性だったがSVR24達成

2018.2.23処方
4例目 50代男性 1b 低ウイルス量

2018.5.7処方開始 5.8〜飲み始め、7月9日終了予定 8週間
5例目 20代女性 風邪にて受診し、採血検査でみつかる 2a 高ウイルス量

2018.5.9処方 5.10内服開始 7月4日終了
6例目 80代 2b 高ウイルス量6.8

2018年7月2日処方
7例目 70代女性 1b 高ウイルス量 2018.7.4〜内服 8月28日終了 八週間

2018.8.17
8例目 70代女性 1b 高ウイルス量

2018.10.30開始処方と同日開始 12月23日終了
9例目 50代女性 2A 高ウイルス量

2018.12.5処方6日から内服 1.30終了
10例目 50代男性 1b 高ウイルス量6.3 AST58ALT70と高値

2019.1.8処方 9日開始3.5終了
11例目 70代女性 1b高ウイルス量 5.6 未治療
12例目 40代男性 2b 高ウイルス IFN再燃既往

2019.2.4処方 遠方なので6から飲む形終了は4.2終了
13例目 50代女性 2A 高ウイルス量6.6 AST300台ALT400台になっていた

ソホスブビルとベルパタスビル(エプクルーサ®配合錠)製造承認2019年1月8日

2019年01月08日 | C型肝炎ウイルスの治療
   以下の文章の写真版です。
待ちに待った薬が製造承認になりました。
ソホスブビル(核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害薬)とベルパタスビル(NS5A阻害薬)の合剤のくすりです。C型肝炎ウイルスの肝硬変で脳症や腹水がある非代償期の肝硬変の方でも使える薬です。また、いままで使ってた飲み薬の治療で耐性ウイルスによりウイルスが除去できなかった患者さんにはリバビリンとの併用で24週投与も認められています。リバビリンを使うというハードルがあるのでちょっと悩ましいですが、より排除できる可能性が上がることも確かですね。

1日1回飲めばいい形です。

以下ギリアドの発表を貼付します。
2019年1月8日
<報道関係各位>
ギリアド・サイエンシズ株式会社
「エプクルーサ®配合錠」(ソホスブビル/ベルパタスビル)の日本での製造販売承認を取得
- 日本における非代償性肝硬変を伴う慢性C型肝炎ウイルス感染症の成人患者に対する最初の治療薬 -
ギリアド・サイエンシズ株式会社(以下「ギリアド」)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ルーク・ハーマンス)は、本日、非代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症の成人患者、および直接作用型抗ウイルス療法(DAA)の前治療歴を有する慢性肝炎又は代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症の患者に対する1日1回投与の治療薬「エプクルーサ®配合錠」(以下「エプクルーサ」)(一般名:ソホスブビル/ベルパタスビル配合錠))の日本での製造販売承認を取得しました。
本邦ではこれまで、非代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症に対して承認された治療薬はなく、またDAA治療不成功の患者さんに対する治療の選択肢も非常に限られたものでした。エプクルーサの承認取得により、これら難治性の患者さんに対して新たな治療の選択肢を提供することができるようになりました。
「ギリアドは、C型肝炎ウイルスに感染するすべての患者さんが治癒の機会を得られるよう、そして最終的には世界中でこの疾患を撲滅することができるよう、新しいC型肝炎ウイルス治療の開発を続けています。」とギリアドの研究開発部門ヘッド兼Chief Scientific Officerであるジョン・マクハチソン(John McHutchison, M.D.)は述べています。「これまで日本では、非代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症の患者さん、または以前のC型肝炎ウイルス治療で治癒しなかった患者さんにとっては、ほとんど、あるいは全くと言っていいほど治療の選択肢がありませんでした。日本の臨床現場でこれらの重要なメディカルニーズにこたえる新たな治療選択肢を提供できることを嬉しく思います。」
今般承認されたエプクルーサは、2015年3月にソバルディ®錠400mgとして承認された核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害剤ソホスブビルとNS5A阻害作用を有する新有効成分であるベルパタスビルを含有する新規配合剤です。

エプクルーサは、日本においては、C型肝炎ウイルス感染症患者のウイルス血症の改善を適応としています。非代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症の患者は1日1回1錠を12週間、また、以前にDAA治療経験のある慢性肝炎又は代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症の患者は1日1回1錠をリバビリンと併用し、24週間経口投与します。
日本におけるエプクルーサの承認は、非代償性肝硬変を伴うC型肝炎ウイルス感染症の日本人患者における第3相臨床試験(試験GS-US-342-4019)のデータに基づいており、この試験では、エプクルーサを12週間投与した結果、92%(47/51例)の患者がSVR12(治療終了後 12週時点のウイルス量が定量下限値未満)を達成しました。SVR12を達成した患者はC型肝炎ウイルス感染症が治癒したとみなされます。また、DAAによる前治療不成功のジェノタイプ1型又は2型のC型肝炎ウイルス感染者を対象とした別の国内第III相試験(GS-US-342-3921試験)においては、エプクルーサとリバビリンを24週間併用投与した結果、97%(58/60例)の患者がSVR12を達成しました。両試験においてエプクルーサは良好な忍容性を示しました。GS-US-342-4019試験で12週間エプクルーサを投与された患者に発現した最も頻度の高かった有害事象は鼻咽頭炎であり、有害事象のためにエプクルーサによる治療を中断した患者はいませんでした。また、GS-US-342-3921試験でエプクルーサとリバビリンを24週間投与された患者に発現した最も頻度の高かった有害事象はウイルス性上気道感染症および貧血症であり、患者の3.3%が有害事象のために投与を中止しました。
ギリアドの代表取締役社長ルーク・ハーマンス(M.D)は、次のように述べています。「大きなアンメット・メディカル・ニーズが残されていた領域である非代償性肝硬変およびDAA治療不成功のC型肝炎ウイルスに感染する患者さんに対して、このたび新たな治療法を提供できることをとても嬉しく思います。また、今回の承認は日本の医療従事者の皆様とともに目指している弊社のC型肝炎撲滅への取り組みが実を結んだものであると自負しております。」
ギリアド・サイエンシズについて
ギリアド・サイエンシズ・インクは、医療ニーズがまだ十分に満たされない分野において、革新的な治療を創出、開発、製品化するバイオファーマ企業です。会社の使命は、生命を脅かす病を抱える世界中の患者さんのために医療を向上させることです。カリフォルニア州フォスターシティに本社を置き、世界35か国以上で事業を行っています。ギリアド・サイエンシズに関する詳細は、www.gilead.comをご覧ください。
将来予想に関する記述
本プレスリリースは、1995年米国民事証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)で定義される「将来予測に関する記述」に該当し、日本国内の医師が非代償性肝硬変とC型肝炎ウイルスに対する抗ウイルス剤治療不成功のC型ウイルス感染患者の治療に、エプクルーサを処方しても有益性が認められない場合があるなどの、いくつかのリスクや不確定要素などの要因を含む場合があります。これらのリスクや不確定要素、その他の要因により、実際の結果が「将来予想に関する記述」と著しく異なったものとなる可能性があります。将来予想に関する記述のみに依拠することはお控えください。これら
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のリスクやその他のリスクについては、米国証券取引委員会に提出している、2018年9月30日までの四半期のギリアド社四半期報告書(フォーム10-Q)で詳細に説明しています。将来予想に関する記述はすべて、ギリアドが現在入手できる情報に基づいており、ギリアドは将来予想に関する記述を更新する義務を負いません。
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Epclusa®とエプクルーサ®は、ギリアド・サイエンシズ社または同社の関連会社の登録商標です。

エプクルサ(ソフォスブビルとベルバタスビル)C型肝炎の非代償性肝硬変や耐性ウイルスの患者さんへ

2018年07月21日 | C型肝炎ウイルスの治療
 
上の写真は2018.5.15の承認申請の時のプレスリリースの資料です。

北大の坂本教授の講演会(2018.7.18)に行ってきてその中で嬉しい話がいくつかあったので紹介します。

○エプクルサ(ソフォスブビルとベルバタスビル)非代償性肝硬変や耐性ウイルスの患者さんへ使える薬

多分日本で認可される最後のC型肝炎の飲み薬(DAA)になるのではないだろうかと言われている。エプクルサ(ソフォスブビルとベルバタスビル)が早ければ12月頃には処方が出来るようになるのではないかと言われています。

この薬は、従来の飲み薬で効果がなかった耐性ウイルスのタイプでも9割以上が消えているとのこと。日本において治療を行った場合は99%以上の人は消えると言うことを意味しています。耐性の変異もP32delというタイプが最終的に一番消えずライト言われるようになってきました。ただウイルスの種類を調べるまでもない充分効果があるということで認可される見込みだってことでやっぱりすごい薬です。でも、リバビリンを一緒に使う話にはなりそうなのと24週治療になるかも知れないってことでした。

それと並行して、いままでは、非代償性肝硬変の人には使える薬がなかったのが使える薬になります。腹水や黄疸がでている肝硬変の患者さんにも使えるようになりそう。まだ、適応の水準がはっきり示されてはいませんが、いままで使えなかった人たちの中で使えるひとが出てくることは朗報です。なんとか使えるようになってほしいですね。

非代償期肝硬変症(C型)の治療申請されました

2018年05月20日 | C型肝炎ウイルスの治療
 
 北海道神宮の桜です。新しい薬が多くの人を救ってくれますように。

 待ちに待った非代償期肝硬変症(C型)の治療薬が申請されました。2018年5月15日に申請されたってことなので、もう少ししたら使える薬になりますね。
腹水があったり脳症があったり、肝硬変の進行を止めて更には、治る方向にも行く可能性を持っている薬です。沢山の患者さんが待っている薬、多くの方に使えるようになりますように。

以下m3サイトからのコピペです。

C型肝炎薬を国内申請、非代償性肝硬変に適応

ギリアドのソホスブビル/ベルパタスビル配合錠 化学工業日報2018年5月17日 (木)配信

 ギリアド・サイエンシズは15日、非代償性肝硬変患者と直接作用型抗ウイルス剤(DAA)治療不成功患者に対する抗C型肝炎ウイルス(HCV)薬のソホスブビル/ベルパタスビル配合錠(SOF/VEL)の日本での製造販売承認申請を行ったと発表した。承認されれば、非代償性肝硬変をともなうHCV感染症治療薬は日本初になる。

 ソホスブビルは、2015年3月に承認された核酸型NS5Bポリメラーゼ阻害剤。ベルパタスビルはNS5A阻害作用を有する。

 申請時に提出したC型非代償性肝硬変患者を対象とした国内第3相臨床試験(P3、GS-US-342-4019試験)ではSOF/VELの12週間投与で92%(51例中47例)の患者が治療終了後12週時点のウイルス量が検出限界未満(SVR12)を達成した。

 DAAによる前治療不成功のジェノタイプ1型または2型患者対象のP3(GS-US-342-3921試験)では、SOF/VELとリバビリンを24週間併用投与した結果、97%(60例中58例)がSVR12を達成した。

ジメンシー配合錠 ダクラタスビル+アスナプレビル+ベクラブビル C型肝炎1型用 1例再燃 2017.6.15開始

2018年01月27日 | C型肝炎ウイルスの治療
 
 
 ジメンシーと言う薬、製造販売承認取得日2016年12月19日で、すでに使えるようになっているのですが、ハーボニーが効かなかった患者さんに使える薬として、期待しています。ただ、副作用は、ダクルインザ・スンベプラ併用療法の時と同じようなのも出てくるので、注意が必要です。
以下、製薬会社のページからのデータです。

ジェノタイプ 1 の未治療患者、IFN 既治療患者いずれにおいても、C 型慢性肝炎患者及び C 型代償性肝硬変患者におけるSVR12 達成割合は同程度であり、未治療患者ではそれぞれ 96.0%(121/126 例、うちジェノタイプ 1a:3/3 例)及び 96.2%(25/26 例)、IFN 既治療患者ではそれぞれ 95.6%(43/45 例、うちジェノタイプ 1a:0/1 例)及び 95.0%(19/20 例)でした。また、ジェノタイプ 1b の未治療患者及び IFN既治療患者において、年齢、性別、体重及び BMI の部分集団でSVR12 達成割合はいずれも高く、これらの特性によって有効性に大きな違いはありませんでした。NS5A 薬剤耐性遺伝子変異を有する患者に対しては、Y93、L31 に耐性関連変異が検出されたそれぞれ 91.4%(32/35 例)、100%(4/4 例)の患者で SVR12を達成しました。また、Y93 又は L31 のいずれかに耐性関連変異が検出された 92.3%(36/39例)の患者でSVR12を達成しました。ジェノタイプ1aに対する効果は4例中3例がSVR12を達成しており、海外第 3 相試験では 85.3 ~ 90.4% でした。

耐性ウイルスがいる患者さんでも、9割前後の著効が期待できるという点が、上手くきいてくれることを祈ります。2017.6.15開始 2018.1.27更新

2017年6月15日処方としたが薬すぐ来ず 16日から開始、9月7日終了
1例目 耐性ウイルス ダクルとスンベ、ハーボニーで再燃 L31、Y93、Q54耐性ウイルス全て有り
2017.7.11陰性化確認 前回黄疸でたが今回は大丈夫だった。
2017.10.5終了後4週で再燃。HCVRNA 5.6LogIU/ml 次の治療へ備える
AST、ALTは陰性化の時期は10台や一桁だったのが、20前後と少しあがっている。正常値範囲内でも炎症があることがわかる。

エレルサ・グラジナ併用療法 C型肝炎1型用 3例開始 2016年12月15日作成

2018年01月27日 | C型肝炎ウイルスの治療
 
経口C型肝炎治療薬「エレルサ?」(エルバスビル:NS5A阻害剤)および「グラジナ?」(グラゾプレビル水和物:NS3/4プロテアーゼ阻害剤)といいます。
下の図の左の二枠に属する薬になります。
 
2016年9月28日製造販売が承認されて、11月18日発売。これまた、1日1回エレルサは1錠、グラジナは2錠、12週間、飲めばいいタイプの薬です。薬の値段は3ヶ月で390万弱、ヴィキラックスと同じくらいの値段ということで決まったようです。
C型肝炎ウイルス治療薬として、ダクルインザ・スンベプラ、次にハーボニー、次にヴィキラックスと登場してきました。こんどは、この薬です。今まで、高齢者(80歳の方まで治験に参加しています)や、腎臓の働きの悪い人、高血圧の薬(カルシウム拮抗薬高血圧では飲んでる方が多い薬)を飲んでる人に注意が必要だった部分が比較的安心に使えるという薬になっています。
その他の併用薬に注意が必要な部分はこの間の薬で共通してる部分が多いので大丈夫かと思いますが注意が必要です。
とくに透析を受けている患者さんでも99.1%の効果があったと言うことはすごいことです。

飲み薬中心の薬での耐性ウイルスへの配慮はほとんど必要ないとは言われていますが、この間耐性がでてきている患者さんへどのくらいの効果があるかなど今後のデータの集積が望まれるところです。それにしても、約97%が治癒するということで、こうなると本当に差がないと言える時代になっています。2016年12月15日作成 2018.1.27更新

2016.12.14 1例目処方開始
2017.2.15 2例目処方開始

記号の意味 ◎治療中の陰性化 ☆注意を要した場合 △陽性化 ○SVR24達成

2016年12月14日処方 内服開始確認後追記 順調なら 3月8日終了予定
◎1例目 68女性 genotype1b 高ウイルス量 耐性無し 腎機低下 カルシウム拮抗剤のんでいるので 地元の院外薬局にて取り寄せ開始
2017.2.8追記 2017.1.11陰性化確認
肺炎合併して入院するも治療にて改善

2017.2.15処方 2月16日から開始 5月10日終了予定
◎2例目 63才女性 高ウイルス量 耐性無し IFN治療歴あり副作用ひどく終了近くで中止となったと 腎機能心配にて
2017.2.22追記 頭痛吐き気4日くらいあったがその後落ち着いたとのこと

2017.11.29処方 11月30日から開始 3月7日終了
3例目 88才女性 1b高ウイルス量 5.1 耐性無し
2018.1.10 陰性化確認 少しふらつき倦怠感あるが変化はないので大丈夫と

C型肝炎治療は新たなステージに ケアネットさんから

2017年12月08日 | C型肝炎ウイルスの治療
 
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ケアネットさんで新しい薬の講演会の内容が書かれていました。
マヴィレットが出てきてくれたお陰でより多くの人が救われる。本当にもっともっといい薬が出てくる時代になりました。
ケアネットさんのページはこちら
http://www.carenet.com/news/general/carenet/45162

C型肝炎治療は新たなステージに

 2017年11月28日、アッヴィ合同会社はメディアセミナー「C型肝炎治療におけるアンメットメディカルニーズと治療のさらなる進歩」を開催した。まず、熊田博光氏(虎の門病院分院長)が「新たなステージに入ったC型肝炎治療」と題した講演を行った。

 C型肝炎のジェノタイプの中で、わが国でもっとも多い1型では、1992年にインターフェロン単独療法が保険適用されて以来、2014年には日本初の経口薬のみの治療としてアスナプレビル・ダクラタスビル併用療法が承認され、その後も12週で治療可能な直接作用型抗ウィルス薬(DAA)が複数発売されており、高い治療効果が望めるようになった。しかし従来の薬剤では肝機能障害や循環器系の副作用のリスク、腎機能低下例への投与禁忌、遺伝子変異による効果減弱、併用禁忌薬が多いなど幾つかの問題があった。
 また、1型に次いで多い2型でも2015年にソホスブビル・リバビリン併用療法が承認されたことで高い治療効果が得られるようになったが、リバビリン併用による貧血出現や、腎機能低下例には禁忌であるといった課題があった。
 以上の課題に加えて、日本で保険適用され一般的に使用されているセロタイプとジェノタイプの不一致が報告されており、その診断に基づき、誤った治療が行われていることもあるため、すべてのジェノタイプに効果があるパンジェノタイプの薬剤が求められていた。

 このような中、11月27日にマヴィレット配合錠(一般名:グレカプレビル/ピブレンタスビル、以下マヴィレット)が発売された。マヴィレットは、最短8週間の投与で治療効果を発揮するバンジェノタイプ、リバビリンフリーの治療薬である。
 まずは2型におけるリバビリンフリーの達成、そして既存のDAAで効果が得られなかった症例などへの使用が見込まれるが、最短8週間という治療期間の短縮やパンジェノタイプといったマヴィレットの特性は、すべての患者にとって有用であると考えられる。
治療奏効率が高まってきたからこそ、既存治療で効果が見られなかった患者が、患者仲間と自分を比較して孤立感を深めているという事例もあるという。そのような患者の選択肢を増やすという観点からも、今後のマヴィレットの果たす役割に期待したい。
#C型肝炎 #パンジェノタイプ #肝炎救済

ソバルディ C型肝炎2型用 42例中40例終了 1例中止 1例中断 終了後再燃2例 SVR37例 92才が最高齢 2017年9月6日更新

2017年09月06日 | C型肝炎ウイルスの治療
 
5月25日より発売開始でつかえるようになりました。ソフォスブビル ソバルディ錠400mg 開始になった方の背景を紹介していきたいと思います。助成がすぐ使えないので、使えるようになるまでは高額療養制度を活用していただいています。
第一例目が日本ではじめての症例になったそうです。みんなまだ助成がないので使うの躊躇してるのもあるようです。。。2015.5.27作成 6.8更新3例目追記 6月10日症状追記めまいがきつそう 6月13日4例目5例目追記
6月23日追記 6例目追記、この間ヘモグロビンが12g/dlを超えず実施できてない患者さんが4名ほど。C型肝炎のデータを落ち着かせるために、貧血気味でコントロールしてたかたについては、まずは貧血の改善を目指しています。再起に開始した2例が陰性化、採血のタイミングでずれがありますが2例目の方は10日目で陰性化していました。
6月24日追記 2例目の方 回転性のめまいがあった2,3日でおさまったが
6月26日追記 7例目開始 5例目の方データがとてもよくなって泣きそうと喜んでいました。うるうるしました。
7月3日追記 8例目開始 4例目の方ウイルス量測定2週目追記
7月6日追記 3例目の方陰性化確認 9例目開始
7月10日追記 4例目の方 寝れなくなってきてる寝付けず途中で目が覚める レンドルミンだしてみる
       貧血進行ありヘモグロビンが12から11へ下がった コペガス朝1に減らす
7月13日追記 6例目の方 コペガス10日から夕休んで朝2つにしてる 眠れなかった
       貧血10.8まで下がったので、ちょうどいいかも
7月13日追記 9例目の方 1日目だるみあったが、2日目から普通になった。
7月15日追記 1例目の方 めまいはなくなり頭痛は少し、不眠も改善してきた。
       眠剤飲まないでも寝れるようになってきている
7月23日追記 8例目 7月16日採血 2週で陰性化
7月24日追記 7例目 18日めまいにて救急病院 メリスロン錠6 6T 3×食後で少しいいがまだありと、コペガス夕2つを一つにしてそれでもだめなら夕はゼロにするように話す。もともとふらつきやめまいの出やすい方ではある。
2週目7月10日で陰性化した。
7月29日追記 11例目開始
8月3日追記 9例目 7月27日3週目の採血にて陰性化確認
      8例目 28日くらいより、口数少なく元気なくなってきており、
       貧血も若干進んでいるためコペガスを夕二つ減量、
       発熱もあるため尿路感染によると判断し抗生剤を開始とした
      6例目 レンドルミンで眠れるようになった
8月6日追記 8例目 その後も倦怠感増強食欲もなくなり興奮状態もあるため残りのコペガスとソバルディも
       8月6日より休薬
      12,13,14例目開始
8月7日追記 8例目の方食欲出てきて元気になってきたため、ソバルディ再開としてみる。
       調子悪ければ無理しないこととした
      15例目開始
8月25日追記 16例目開始
8月26日追記 10例目 8月3日 3週目で陰性化確認
        Hb10を切る貧血進行あり、8月9日より朝コペガス1となっている17日にはその後10こえ
      2例目終了 かゆみはないがアレルギーの薬で鼻水が止まって助かってたと
      14例目 2週目で陰性化確認
      17例目開始
8月26日追記 11例目 Hb2週で2.9低下11.9から9.0となり 夕のコペガス止めとする 1週後再度採血追加
9月2日追記 18例目開始
9月4日追記 4例目、5例目の方終了とても喜んでいました。
9月8日追記 19例目開始
2015.9.9追記 14例目 コペガスを夕1つ増やしても全然大丈夫、肝臓の状態や体調良くなってきているからと思われる。
       増やしたのに貧血も改善している
9月13日追記 20例目開始
9月16日追記 16例目の方 頭痛、古傷の痛み、皮膚の乾燥あり、薬処方
      18例目 以前から有った倦怠感かわからない感じと、かゆみは少しあるが薬飲まないで様子みたいと
          2週でHb1下がったので、コペガスを夕一つへ減量
9月18日追記 17例目の方 9月9日1週後1.3 症状ないのでコペガス600へ増量
      19例目の方9月18日追記 頭痛はあるが前と変わらない頭痛、ふらつき少しあるが大丈夫とのこと
      貧血の進行はないのでコペガス400から600へ増量してみる
9月29日追記 15例目まで治療中の陰性化確認
10月23日追記 18例陰性 1例中止後再燃
10月24日追記 19例陰性
11月9日追記 20例陰性
11月20日追記 24例目開始
11月27日追記 15例目の方 治療終了後1カ月 認知症気味で口数が少ない方だったが、すっきりしてはきはきしゃべれるようになっている、以前はぼおっとしてたと本人もしっかり話してくれていてびっくり
2015.12.22追記 14例目の方 終了後 髪の毛が抜ける感じがありとのこと、3ヶ月目以降である感じ
12月25日追記 15例目治療後1カ月で再燃 2例陰性化確認 計22例陰性中
1月18日追記 26例目開始
2月11日追記 27例目開始
2月12日追記 28例目開始
2月19日追記 29例目開始
2016.2.22追記 9例目終了後4ヶ月目 むくみがすごく強くなっている日がある 体重は増え気味 様子みることとした
3月7日追記 30例目開始
3月15日追記 25例陰性
4月4日追記 26例陰性
4月27日追記 28例目 終了後のふらつき 31例目血小板減少にてコペガス減量
5月2日追記 27例目の方終了 31例目の方も陰性化
5月11日追記 32例目開始
6月8日追記 34例開始
8月11日追記 35例開始
11月9日追記 37例となる
11月14日追記 38例開始
12月15日追記 39例開始
12月26日追記
2017年 2017年5月9日追記 40例目開始 2017年8月26日追記 41例目開始 2017年9月6日追記 42例目開始
記号の意味 ◎治療中の陰性化 ☆注意を要した場合 △陽性化 ○SVR24達成

2015年5月26日開始  8月17日まで 終了 日本ではじめての使用だったそうです。びっくり。
◎○1例目 genotype 2a 高ウイルス量 コペガス3錠 ペグリバで副作用強く中止歴あり陰性化まではいっていない 高額療養費使って開始 ALTは基準内だが、血小板は20万から15万へと低下傾向に有りなるべく早くしたいと開始
6月2日追記、ひどいめまいと吐き気出現し、2日目の夕からコペガス2錠を止めて内服
6月10日追記、ひどいめまいは落ち着いたが、めまいは持続、コペガスを止めずにもう少し頑張れそうと継続。コペガスが少ないので貧血は起こっていない
6月23日追記 6月10日の2週目採血で陰性化検出せずになっていた。
7月15日追記 めまいはなくなり頭痛は少し、不眠も改善してきた。
       眠剤飲まないでも寝れるようになってきている


2015年6月2日開始 8月24日まで 終了
◎○2例目 genotype 2a高ウイルス量 高額療養費申請にて
 初回治療としてペガシス90コペガス2の半量で2015.3月開始するも2ヶ月で陰性化ならず
体重換算でコペガス4の基準量として開始
6月12日追記 だるみぼおっとする感じある かゆみはちょっとある IFNの頃とは比べものにならないくらい
6月23日追記6月10日の採血で陰性化 10日目採血と言うこと
6月24日追記 回転性のめまいがあった2,3日でおさまったが
8月26日追記 かゆみはないがアレルギーの薬で鼻水が止まって助かってたと


2015年6月8日開始 8月30日まで 高額療養費申請にて
◎○3例目 新発寒の方 genotype 2b 高ウイルス量、コペガス3錠の標準量で開始
ALT高値のため2015年2月よりペガシス少量月1回で新薬待ちをしていた、以前普通量の治療で眼底出血ありその後インターフェロンでは再治療していなかった。
近くの医療機関でネオファーゲン週3回している
7月6日追記 6月22日採血 2週後RNA陰性化


2015年6月12日開始 9月3日まで 高額療養費申請にて
◎○4例目 72才 2a 高ウイルス量
ペグリバなどしても副作用強く量は減らして行ってきて、消えず、2014.10.8テラビックするも レベトールのめずで ペグイントロン50とテラビック3で開始4週で陰性化するも治療後4週で再燃
リバビリンは皮膚症状が強くのめない。今回、コペガス3で開始 インターフェロン併用時にでた皮膚の副作用が少なくて済むことを期待している、アレルギーの薬を一緒に処方。
2015.6.26 いぜんの治療と比べてとっても楽、こんなに楽なんだと喜んでいました。
2015.7.3追記 2週目RNA1.2未満検出あり
7月10日追記 4例目の方 寝れなくなってきてる寝付けず途中で目が覚める レンドルミンだしてみる
       貧血進行ありヘモグロビンが12から11へ下がった コペガス朝1に減らす
8月26日追記 8月4日採血 8週目陰性化
9月4日追記 終了にて、喜んでいた。こんなに楽によくなるなんてと。


◎○5例目 68才 2a 2015年2月よりペガシス60の少量月一、初回IFNとなる。この量ではウイルス減らず、かゆみ出てきているとのこともありソバルディに変更 コペガス3錠。
6月26日追記 AST202から54へ ALT180が42に2週で改善、泣き出しそうって喜んでくれていました。私も思わずうるうるしちゃいました。皮疹は継続しているけどだんだんとよくなってくれそうです。
7月10日追記 皮疹改善、倦怠感がとれていろんな仕事ができるようになったととっても喜んでくれています。
貧血は14から12と進行しているがふらつき等は全くないと
7月10日4週目採血にて陰性化確認
9月4日すごく体が楽になってうそのようですと喜んでいました。


2015年6月22日開始  9月13日まで 高額療養費申請にて
◎○6例目 77才 2a 高ウイルス量 コペガス4から 手続きすごい簡単でしたという方でした。よかったあ。
2006.7.13から12.7 ペガシス90、5ヶ月でうつ状態となり中止の既往あり
7月13日追記 コペガス10日から夕休んで朝2つにしてる 眠れなかった 貧血10.8まで下がったので、ちょうどいいかも
8月3日追記 レンドルミンで眠れるようになった
2ヶ月目で陰性化


6月26日開始 9月13日まで
◎○7例目 2a 高ウイルス量で,ペガシス単独週1回90 48週で再燃、再度チャレンジして ペガコペするもふらつきついよいためコペガス中止 陰性化するも新薬が近くなったので4月終了で5月再燃。
コペガス3つで開始とした。
7月24日追記 18日めまいにて救急病院 メリスロン錠6 6T 3×食後で少しいいがまだありと、コペガス夕2つを一つにしてそれでもだめなら夕はゼロにするように話す。もともとふらつきやめまいの出やすい方ではある。
2週目7月10日で陰性化した


7月3日開始 9月17日まで
◎☆8例目 80才 女性 2A 5.9高ウイルス量 インターフェロン歴あり辛かったががんばった。再燃。
肝硬変 高齢であるが、本人とても楽しみで治療を希望された。
7月23日追記 7月16日採血 2週で陰性化
8月3日追記 28日くらいより、口数少なく元気なくなってきており、貧血も若干進んでいるためコペガスを夕二つ減量、発熱もあるため感染症の合併を疑い抗生剤を開始とした
8月6日追記 その後も倦怠感増強食欲もなくなり興奮状態もあるため残りのコペガスとソバルディも8月6日より休薬
8月7日追記 8例目の方食欲出てきて元気になってきたため、ソバルディ再開としてみる。
       調子悪ければ無理しないこととした、その後中止し 2ヶ月後再燃


7月6日開始 9月27日まで
◎○9例目 2a 高ウイルス量6.4 37才女性 高額の認定証来たので
いままで3回チャレンジして、消えてないので心配と 直前はペガ90コペ200少量10回で喘息でて中止
過去 ロフェロン88回無効で、アドバフェロンも施行した
7月13日追記 9例目の方 1日目だるみあったが、2日目から普通になった。
8月3日追記 7月27日3週目の採血にて陰性化確認
2016.2.22追記 むくみがすごく強くなっている日がある 体重は増え気味 様子みることとした


7月12日開始 10月4日まで
◎○10例目 セロ2 6月25日予定としていたが、鉄剤での貧血改善狙い、12を超えたので7月12日開始とした
ペガシス単独療法60を月2回では消えず 肝硬変症(C型)代償期として治療
コペガス3で開始
7月27日追記 まったく症状ないと
8月26日追記 10例目 8月3日 3週目で陰性化確認
        Hb10を切る貧血進行あり、8月9日より朝コペガス1となっている17日にはその後10こえ
10月5日追記 9月20日 夕一つ追加して Hb10以上で経過 無事終了となった


7月29日水 10月21日まで
◎○11例目 77才 2b 6.6 2013.8.21からペガシス30 月1回 10月から月2回その後45に増やし2014.8月から陰性化、ペガシス60で半年陰性化続いた時点で次の飲み薬も出てくるので終了とした3.27 2ヶ月で再燃
コペガス3で開始
8月4日1週後の採血で2.8のウイルス量となっていた
8月26日追記 Hb2週で2.9低下11.9から9.0となるがあり 夕のコペガス止めとする
9月29日追記 9月9日採血でRNA陰性化6週目


8月4日水 10月28日まで
◎○12例目 女性 80才 ALT40代 血小板12万 高額ちょっと間に合わず同月内で処理方向で 鉄剤使うもHB10で上がらず コペガス600のところ400から開始とする
2008年11.28よりペガシス45月一開始、ペガシス90月1回で陰性化したりするも再燃を繰り返していた、2015.1.16テラビックするも、痙攣出現し止め、2015.1.30で終了として、のみのみまちとした。
8月26日追記 ウイルス量2週後1.9
9月29日追記 9月2日採血4週目で陰性化


◎○13例目 男性 74才 ウイルス5.8 2b Hb10.4のため コペガスは600のところ400から開始
ペガシス45 月1回からウイルス減って、1.2陽性になるも再上昇し、7月15日終了時は陰性化していた、それまで下がらずだったのでソバルディ内服へ切り替える。
8月26日追記 2週目陰性化確認


◎○14例目 女性 73才 2a 4.5 Hb10台のため、受診頻回できないこともあり、コペガス200から開始 
2015.4からペガシス30 月一から始めるもウイルス減らず、眼底出血ありちょうど休むでよかった 7月で終了し 今回8月からソバルディ開始
8月26日追記 2週目で陰性化確認
2015.9.2追記 眼科も大丈夫言われたと 貧血進行ないのでコペガス夕1追加 計2つとする
2015.9.9追記 14例目 コペガスを夕1つ増やしても全然大丈夫、肝臓の状態や体調良くなってきているからと思われる。
       増やしたのに貧血も改善している
2015.12.22追記 髪の毛が抜ける感じがありとのこと、3ヶ月目以降である感じ


8月7日開始 10月30日まで
◎△○15例目 女性 83才 2a 6.1 肝がん治療後待てない。認知症あるも家族本人の希望にて開始 貧血10から11に鉄剤で回復後開始
8月26日追記 2週目で陰性化確認
12月25日追記 15例目治療後1カ月で再燃 11月27日RNA4.2と再燃 肝がん発症治療へ、本人以前は治療しないといっていたが、やる気が出てきてびっくり


8月26日開始 11月17日まで
◎○16例目 女性 54才 2a 6.2 IFN既往有りβ56回するも途中で再燃した無効例 コペガス600の基準量で開始 少しでも早くしたいので高額療養費で開始
9月16日追記 頭痛、古傷の痛み、皮膚の乾燥あり、薬処方 9月9日2週後RNA1.9
10月21日追記 10月7日7週目ウイルス陰性化


◎○17例目 女性 55才 2a 6.2 初回 体重少ないので コペガス400で開始 貧血はなくHb14台
9月18日追記 9月9日1週後1.3 症状ないのでコペガス600へ増量
10月23日追記 10月7日5週後陰性化


9月2日開始 11月24日まで
◎○18例目 2a高ウイルス量 IFN1回したこと有り うつ病になり治療できず、今回ソバルディコペガス800の標準で開始
9月16日追記 以前から有った倦怠感かわからない感じと、かゆみは少しあるが薬飲まないで様子みたいと
      2週でHb1下がったので、コペガスを夕一つへ減量
9月29日追記 9月16日2週目RNA1.9
10月23日追記 10月7日6週目陰性化


9月4日開始 11月26日まで
◎○19例目 67才女性 2a抗ウイルス 2008年ペグレベするも腹痛下痢の副作用強くすぐ中止、このため、2009年ペガシス少量チャレンジするもいらいら上昇にて中止、
9月18日追記 頭痛はあるが前と変わらない頭痛、ふらつき少しあるが大丈夫と貧血の進行はないのでコペガス400から600へ増量してみる
9月29日追記 9月18日2週目1.2未満検出有り
10月23日追記 10月16日6週目RNA陰性化


9月12日開始 12月4日まで おんねゆ
◎△20例目 63才男性 ゲノタイプ2 セロタイプ2 初回治療 ALT150以上あり
10月24日追記 2週後1.2未満検出有り 4週後RNA陰性化
1月9日追記 1月4日終了4週後RNA6.3再燃


10月5日 12月27日終了
◎○21例目 53才男性 2bhigh ペガコペ、ペグレベ無効例 かゆみだるみはあった方 助成が来てから 8月9月で使えるか7月6日に申請して9月20日に助成が来た。
コペガス800から開始、1000へ増やせるか。以前かゆみが強かったため減量から開始
11月9日追記 11月2日4週目陰性化確認


10月7日 12月29日終了
◎○22例目 77才男性 2a高ウイルス量 後期高齢者75才以上なので 外来で12000円で可能 ダクルスンベで2aが残ったので国の助成使えず、貧血あるが、ALT200こえ進行が急速であるため、使うコペガス1つから
10月30日追記 10月21日2週目1.2未満検出有り
11月13日追記 11月4日6週目検出せず


◎○23例目 62才女性 2a高ウイルス量 他医から依頼
過去のペガコペで再燃、貧血も辛かった。 コペガス4から開始
10月30日追記 10月21日2週目1.2未満検出有り
11月13日追記 11月4日6週目検出あり
12月25日追記 12月2日 8週目RNA検出せず


10月23日金開始 1月14日終了
◎○24例目 49才女性 2a 高ウイルス量 開始時RNA6.5 新規治療 コペガス錠800普通量で開始
11月20日追記 10月30日採血 1週後RNA2.3
11月27日追記 11月20日 4週目採血RNA1.2未満検出有り
12月25日追記 12月18日 8週目RNA検出せず


◎○25例目 69才女性 2a 高ウイルス量 血小板少なく AFP高値37.2
IFN勧められるも断ってきた方、
1月6日67 痒みは開始時もあり
ソバルディとコペガス3つ開始
2月19日追記 1月22日2週目ウイルス陰性化


2016年1月18日処方 1月19日から開始4月12日まで
◎○26例目 92才女性 2a 低ウイルス量
ALT52 経過中80代まで上昇あるも本人インターフェロン希望せず、ソバルディ待ちとした
2016年2月8日追記 2月1日2週目ウイルス陰性化確認 肌の色改善 口数も増えている

2016年2月8日処方9日開始 5月2日終了
◎○27例目 男性 2a高ウイルス量 フェロンレベ、ペガコペ、うつ状態あり、少量でするも再燃パターン
2016.4.4追記 3月7日4週目 採血陰性化確認

2016年2月12日処方13日開始 5月6日終了予定だったが4月20日で飲みきってしまった。。。
◎○28例目 36才男性 高ウイルス量 初回治療 HCVRNA 6.5 ALT98まで上がる倦怠感あり
3月15日追記 2月26日2週目HCVRNA1.3
4月8日追記 3月25日採血 6週目 HCVRNA陰性化確認
2016.4.27追記 多めに飲んでいたときがあって4.20終了となった かゆみは治まってきた。飲み終わって不あっとふらつく感じがあったとのこと、今は大丈夫。

2016年2月19日処方20日開始 5月13日終了
29例目 58才女性 2b 高ウイルス量 コペガス600mg
4月8日追記 3月11日3週目 HCVRNA1.8検出あり 遠方のため中断。

2016年2月22日処方23日開始 5月16日終了 3月7日登録
◎○30例目 42歳男性 2015.5.1採血 2a 4.3LogIU/ml 低ウイルス量 今回開始時は5.3で高ウイルス量となっていた
フラッシュバックあり得るため少量で開始ペガ90コペ600で、皮疹いらいら出現有り、無理せず中止として、再燃、コペガス600の減量で開始
2016年3月14日追記 3月7日採血2週目HCVRNA陰性化確認


2016年4月8日処方 4月9日から7月1日まで
◎○31例目 84歳男性 2a 高ウイルス量 肝がん治療後
2016.4.22追記 血小板減少あり,コペガス2から1へ減量
2016.4.27追記 血小板減少続いているのでコペガス1錠をさらに週3に減量
2016.5.2 4月22日2週目 採血ウイルス陰性化
2016.5.20 血小板回復 HCC治療後の影響だったよう コペガス毎日にもどした


2016年5月11日処方 5月12日から8月3日まで
◎○32例目 80歳女性 2a 高ウイルス量 Afあり IFNペガシス少量するも倦怠感強く中止
2016.6.1追記 5.24 2週目でウイルス陰性化 もともと倦怠感強い人


2016年6月8日処方 6月9日から8月31日まで
◎○33例目 26才男性 genotype 2a 6.7高ウイルス量 コペガス3つで開始
治療歴ありペグレベ12週で再燃
2016.7.20 7月4日HCVRNA陰性化確認


34例目 60歳女性 2B 高ウイルス量 コペガス3つで 初回治療
2016.7.20 7月4日HCVRNA1.2未満検出有り
2016.9.21 8月3日8週目HCVRNA陰性化確認


2016年8月10日内服は11日から11月2日終了
◎○35例目 75歳女性 2B 高ウイルス量 他医にて2011.1月肝生検 CH:A2,F3 ペグレベ2011.2から8でしてた ウイスル消えず瀉血してた
治療希望にて来院
2016.9.21 9月7日4週目HCVRNA陰性化確認


2016年10月12日処方 13にち開始1月4日終了
◎○36例目 62歳女性 genotype 2a 高ウイルス量
2016.11.9追記 10月26日 2週目1.2未満検出有り
2016.11.16追記 11月9日 4週目検出せず


2016年11月2日内服は3日より開始 1月25日終了
◎37例目 79歳女性 genotype 2b 高ウイルス量
2016.11.30追記 11.16 2週目 1.2未満検出有り

2016年11月14日 内服は15日から 3月6日終了
◎○38例目 44歳男性 genotype 2a 高ウイルス量 6.9LogIU/ml 初回治療
2016.12.26 12.124週目RNAウイルス陰性化確認


2016年12月14日 内服は15日から 3月8日終了
◎○39例目 66歳男性 genotype 2b 高ウイルス量 6.1LogIU/ml リバビリン800mgで開始

2017年5月9日処方 10日から開始 8月1日終了
40例目 64才女性 セロタイプ2 高ウイルス リバビリン600mgで開始 貧血気味有り
肝硬変 PSEB-RTOで脳症コントロール 2017年8月26日処方 8月28日から開始11月19日終了 41例目 84才男性 2A 低ウイルス量3.9 2017年9月6日処方 9月7日から11月29日終了 42例目 22才女性 2A 高ウイルス量6.7 リバビリン800mgで開始

ヴィキラックス C型肝炎1型用 7例開始 7例陰性化 3例終了 2型へ2017.8.26更新

2017年08月26日 | C型肝炎ウイルスの治療
 
 
11月26日から処方可能となったヴィキラックス。3ヶ月で450万位。耐性ウイルスがいない場合、心臓病がある方や腎臓病のある方にはハーボニーより望ましいと思っていますが、今後どうなっていくか。
3月4日追記 3例目 ハーボニー中止し開始となる。
2016.4.1追記 3例目も陰性化 3月22日3週目RNA陰性化

記号の意味 ◎治療中の陰性化 ☆注意を要した場合 △陽性化 ○SVR24達成

2015年12月3日開始 2月24日終了
◎1例目 1b高ウイルス量 ソブリアード再燃、心臓弱い方なのでハーボニーせず Y93弱陽性だったのでダクルとスンベせず L31陰性、D168v陽性 D168E弱陽性
カルシウム拮抗薬は飲んでいない
医療費無料の方なので助成待たずに使える方
利尿剤の効き目がよくなっている。利尿剤、減量している
2015.12.25追記 16日2週目の採血で,1.2未満検出有り
1月20日追記 1月13日4週目6週目陰性化


2016年1月20日処方 1月21日開始 4月13日終了
◎2例目 76才男性 1b高ウイルス量 肝がん治療後 透析中 耐性ウイルス、L31とY93は陰性
初診 ALT16 7月48まで上昇あり カルシウム拮抗剤止め、ハルシオン内服中止
2月17日追記 1月29日採血8日目ウイルス陰性化
2016.5.9追記 終了に伴い、血圧の薬とハルシオンを再開とした


2016年3月1日処方 3月1日から内服5月23日終了
◎3例目 89歳女性 1b 高ウイルス量 L31Y93野生型
ハーボニーを2016年2月10日処方 2月13日から内服開始するも、夜間転倒振戦あり、中止、ヴィキラックスへ変更
初診時2015.12.2RNA 5.7 ALT29 33となることもあり 倦怠感強く治療希望あり
血小板数13万と低下傾向あり
エコー,CT3月予定 他医ではHCCなし
2月19日追記 2月18日夜間転倒 眠剤の内服の影響もあるが要注意にて眠剤止めて様子見ている
3月4日追記 眠剤の中止では症状改善せず、ハーボニー中止し改善、再開するにはリスクがあることから中止として、拠点病院と相談し、ヴィキラックスに変更し3月1日より再治療とした。
2016.4.1追記 3月22日3週目RNA陰性化
2016.5.9追記 血圧の上昇継続、血圧の薬を増量して対応している
2016.5.25追記 血圧の薬を戻して順調に血圧安定化


2016年12月6日処方 7日から開始 2017年2月28日終了
◎4例目 73歳男性 genotype1b 高ウイルス量 耐性ウイルスなし カルシウム拮抗薬を変更して開始、腎機能低い
2017.1.14追記 2016.12.20 2週目1.2未満検出あり 2017.1.4 4週後検出なし

2016年12月14日 内服は15日から 3月8日終了
◎5例目 85歳男性 genotype1b 高ウイルス量 耐性無し カルシウム拮抗剤休薬し開始 腎機能低い
2017.1.23追記 12.282週目検出有り 1.11 4週目陰性化確認

2016年12月26日処方 27日開始 3月20終了
◎6例目 41歳女性 1b 高ウイルス量 耐性ウイルスなしL31、Q54、Y93なし 本人希望とあわせ
2017.1.23追記 1.10 2週目陰性化確認

2017年1月11日1.12から4.5終了
◎7例目 女性 genotype1b 高ウイルス量 耐性ウイルスなし 高齢腎臓心配有り
2017.2.8 1.25採血にて 陰性化確認 2型の方の再燃例に 2017年5月13日処方 14日から 8月5日まで おんねゆ 1例目 63才男性 セロタイプ2 ソバルディ再燃 再治療の方 5月27日2週間後 ウイルス陰性化確認 

C肝薬が欧米で承認、全主要ゲノタイプ(1から6型)対応 m3.comより

2017年08月10日 | C型肝炎ウイルスの治療
 
いよいよ、C型肝炎のほとんどのゲノタイプが含まれる薬が出てきました。凄い時代がまた一歩進んでいます。

以下引用になります。m3.comのニュースより

C肝薬が欧米で承認、全主要GT対応
アッヴィ、未治療で非肝硬変のGT1-6型患者8週間服用で97.5%に治療効果
化学工業日報2017年8月9日 (水)配信 一般内科疾患消化器疾患感染症投薬に関わる問題

 C型肝炎ウイルス(HCV)の主要ジェノタイプ(GT)すべてをカバーした米アッヴィのNS3/4Aプロテアーゼ阻害剤のグレカプレビル水和物とNS5A阻害剤のピプレンタスビルの合剤「MAVYRET」が、欧州と米国で相次いで承認された。一日1回3錠服用する。
 今回の承認は、27カ国2300例以上の治験に基づいている。未治療で非肝硬変のGT1~6型患者8週間服用では799例中779例(97・5%)で治療効果が認められた。同治験は慢性腎臓病(CKD)患者を含む。代償性肝硬変患者では12週間の治療期間で205例中201例と治癒率は98%だった。
 代償性肝硬変の有無にかかわらず、GT3の患者では16週間治療で69例中66例、治癒率96%だった。
 欧州委員会(EC)の承認は7月28日、米食品医薬品局(FDA)の承認は8月3日。

ハーボニーC型肝炎1型 76例71例陰性75例終了 64例SVR24確認 1例中止 3例再燃 5月9日更新

2017年05月09日 | C型肝炎ウイルスの治療
 
 
ソバルディと同じく、28日ボトル処方となるのは間違いないです。でも、2週に1回のチェックが必要です。
副作用がほとんど無いと言われていますが、ゼロではないので、しっかりと診察を受ける予定で準備しましょう。2015年9月1日10時作成 9月9日更新

1錠が8万171円、12週間なので84錠飲むことになります。トータル673万4364円、3割負担で202万、月60万超えは必要って、やっぱりすごい値段です。。。助成制度が来るまでは高額療養費でしのいでいくのがいいと思われます。
9月14日追記 7例目のかた 朝方頭痛 関節痛が楽になってきた、時々かゆみでる
9月16日追記 10例目の方 9月12日食欲不振でた、夏ばて後なのでそのせいかと思うが、その後はすぐ消失と
       9例目の方 吐き気とだるみがでる、耳鳴りも出てきている。暑くなったり寒くなったり。
          IFNから比べればかなり楽。薬の副作用が出やすいひとなのでこのくらいで済んでいるのはいい方
       4例目の方 夜は疲れて休みたいって感じになると。
       2例目の方 IFNの時から続いているが夏ばてのような症状が続いている、薬のせいではなさそう。
     やはりソバルディと同じように倦怠感などはでやすいと思った方がいいようですね。高齢の方は要注意です。
9月19日追記 19例目開始
9月25日追記 12例目の方 足のむくみは出るが体重は増えていない 頭痛は前から変わらずで
9月25日追記 11例目の方 ふわふわ感が出てきてあまり調子よくない
       10日から飲み始めて、8時のんで11時にすごいだるみがでて1時間くらいでおさまり
       1週くらいででなくなってきた。
       IFNのときの倦怠感とは明らかに違ってすっきりいしてるけど、具合悪い感じだったと
       食欲も落ちているが、IFNほどではないので、治療中にお出かけできてるのはとても嬉しいと
       2週目からふわふわした感じと立ちくらみが有り気を付けている。
       具合悪いときはワイパックスとレンドルミンでしのげている寝れているとのこと。
       副作用が出やすかったひとには要注意であることは間違いなさそう。
9月29日追記 2例目 9月16日採血2週後RNA陰性化確認
 飲み始め30分で熱っぽくなる夕にはおさまる ドライアイ、寝汗がある。IFN中と似てる感じと
10月1日2日追記追記 陰性化確認増加
10月5日   7例目の方 関節痛がなくなってとても楽と だるみの無くなった方も増えています
10月10日追記 3例陰性化9例陰性となる
10月17日追記 2週目採血の方ウイルス2台でした 陰性化した方が2例増えて、11例となりました
10月19日追記 7例目陰性化 これで12例
10月23日追記 17例陰性化
10月28日追記 18例陰性化
11月2日追記  19例陰性化 25例目開始
11月4日追記 20例陰性化 26例目開始
11月13日追記 22例陰性化
12月2日追記 14例目の方 11月18日ふらつき強いため1日おきへ変更 12月16日まで投与となる ふらつきはこれによりよくなっている
       23例陰性化
12月9日追記 27例目開始 24例陰性化
12月15日追記 28例目開始
12月16日追記 29例目開始
1月4日追記 30,31,32例目開始
1月6日追記 33,34,35例目開始
1月18日追記 22例目の陰性かを確認25例陰性
1月27日追記 38,39例目開始 29例目陰性化 26例陰性
1月30日追記 33例目陰性化 27例陰性
2月1日追記 31例目陰性化 28例陰性
2月8日追記 数え間違い有り33例陰性化でした
2月11日追記 41例になる
2月19日追記 40例目の方 2月18日夜間転倒 眠剤の内服の影響もあるが要注意にて眠剤止めて様子見ている
3月4日追記 40例目の方、ハーボニー中止として、ヴィキラックスを3月1日より開始
3月7日追記 42例目開始登録
3月10日追記 44例まで追記 36例陰性化
3月15日追記 45例開始
3月23日追記 46例開始 41例陰性化
4月6日追記 48例開始 43例陰性
4月14日追記 56例になっていました
4月21日追記 45例陰性 38例が終了
4月26日追記 30例目の方 3ヶ月目でふらつき 42例目の方めまい有り様子見 45例目の方皮疹でプレドニン使用
4月27日追記 48例目の方 めまいから耳鳴に変わり耳鳴のあとふらつく感じ有りとかゆみも有り
5月6日追記 63例開始 48例陰性化
5月11日追記 65例開始
5月23日追記 2例陰性化追加
6月15日追記 SVR24に6例確認 65例陰性化確認
6月27日追記 SVR24は、まれな陽性になった場合にかきますが、かいていない場合は8ヶ月以上経っていたら陰性だと思っていただければ幸いです。遠方での診療の患者さんなどは後から確認になります。終了後6ヶ月の説明は1カ月後に受診で説明記録することが多いので基本7ヶ月後以降にわかります。
番号が前後しているので誤差ありますこと御了承下さい。
8月24日追記 終了後4週で1例再燃
11月1日追記 終了後8週で1例再燃計2例
11月30日 現在陰性化している人は74例中71例95.6%です。ダクルインザ・スンベプラ併用療法の陰性化率は70%となっています
2017年2月23日 64例がSVR24達成です。すごいですね。
2017年5月9日追記 76例目開始
記号の意味 ◎治療中の陰性化 ☆注意を要した場合 △陽性化 ○SVR24達成
武蔵野の研究班 メモになっています。武蔵野日赤の先生方が中心となってダクルインザ・スンベプラ併用療法で効果のなかった患者さんの耐性ウイルスの分析をしている国の研究班に血液を提供しているという意味でした。

2015年9月1日開始
◎○1例目 64才女性 1b 高ウイルス量 D168A弱陽性、D168V陽性、Y93H弱陽性なのでダクルとスンベはせず
ペグイントロン80 レベ200 うつ状態が出た方なので、とにかく副作用のない形でできるかを追求
シメプレビル再燃 少しでも早く陰性化させたいという思いで。でも苦しいなら次回の薬を待っても同様なので無理しない方向でとバニプレつかうも、再度、倦怠感皮膚症状でてすぐにやめた2015.5.13開始で3日間で中止。
頭痛と胸苦が最初でたがその後問題なし、心電図、心臓エコーでも軽度異常のみ。
9月9日追記 ちょっと足にかゆみが出ている。前にも出てたこと有り。
9月16日追記 1週目でRNA1.6
10月1日追記 2週目でRNA検出せず


◎○2例目 65才男性 1b 高ウイルス量 インターフェロン3回するも再燃、2015.3.6より少量で少しでもALT改善させたいと月2でペガシス45単独を開始、ハーボニーのため8月終了として9月開始
9月16日追記 IFNの時から続いているが夏ばてのような症状が続いている、薬のせいではなさそう。
9月29日追記 9月16日採血2週後RNA陰性化確認
 飲み始め30分で熱っぽくなる夕にはおさまる ドライアイ、寝汗がある。IFN中と似てる感じと


9月2日開始 11月24日まで
◎○3例目 70才男性 1b 高ウイルス量 B型でIFNの経験あり、自殺の寸前まで行ったと。なのでその後はIFNはしていない。
9月29日追記 2週目RNA1.2未満検出有り
10月23日追記 10月14日採血6週目RNA陰性化


◎○4例目 55才女性 1a 高ウイルス量 2013.4.3ペグレベ開始 2014.2.19陰性化して終了するも再燃 以後はせず
9月16日追記 夜は疲れて休みたいって感じになると。
9月30日追記 9月16日2週目RNA陰性化


9月4日開始 11月26日まで
◎○5例目 51才女性 1b 高ウイルス量 ぺぐ100 レベなし 無効例24週予定 シメプレ(ペガコペ少量)16週目で再上昇
2015年 1月14日水バニヘップ開始時6.7 1月28日2週目4.9 2月25日6週目3.6
ウイルス量減らず、倦怠感も強くなってきたため5月後半中止 次に備えて今回のハーボニー
10月2日追記 2週目1.2未満検出有り
10月23日追記 10月14日採血6週目RNA陰性化


◎○6例目 88才女性 1b 低ウイルス量 4.8 高齢、本人と家族の希望にて 初回治療
10月2日追記 9月18日2週目陰性化


9月7日開始 11月29日まで 新発寒
◎○7例目 63才女性 1b 高ウイルス量 そぶり(2014.5.12から開始)でペガシス30の少量だったが副作用強く4ヶ月で中断後、再燃 ペガシスの少量長期なども行ってきた方 高額療養費で
9月14日追記 朝方頭痛 関節痛が楽になってきた、時々かゆみでる
10月5日追記 1週目RNA2.3 関節痛なくなったのは本当に楽だと
10月19日追記 4週目RNA陰性化 5週目から目のちかちかする感じのどのいがいが感もあり粘膜の症状と思われます
2016.6.27追記 SVR24


◎○8例目 48歳女性 1b 抗ウイルス 副作用が心配でペガシス60少量長期月一回でようすみて来た。2015.8月でやめて今回ハーボニー。
10月5日報告 関節の腫れが少しあった。
10月23日追記 10月5日採血4週目RNA陰性化
2016.6.27追記 5月採血来れず、たぶん、SVR24


9月9日開始 12月1日まで
◎○9例目 女性 L31、Y93は野生型、1b高ウイルス量 肝がん治療中だったのでダクルスンベ内服できず、
9月16日追記 吐き気とだるみがでる、耳鳴りも出てきている。暑くなったり寒くなったり。
      IFNから比べればかなり楽。薬の副作用が出やすいひとなのでこのくらいで済んでいるのはいい方
9月24日追記 1週後ウイルス量1.2未満検出あり
10月17日追記 10月7日4週目RNA陰性化
2016.6.27追記 6月8日採血でSVR24確認


◎○10例目 女性 高額で D168A、D168E陽性 D168T、D168v弱陽性、L31M弱陽性 インターフェロン勧められるもしないで来た方、ウルソでふらふらするデータは改善するので体調見ながら服用していた。ハーボニー開始にてウルソは止めることとした。
9月16日追記 9月12日食欲不振でた、夏ばて後なのでそのせいかと思うが、その後はすぐ消失と
9月29日追記 9月16日1週目1.2未満検出有り
10月17日追記 10月7日4週目RNA陰性化
2016.6.27追記 6月1日採血でSVR24確認


◎○11例目 68才女性 1b 高ウイルス量 5.1
ペガコペ少量で陰性化するも再燃、少量長期などもチャレンジしていた方
シメプレとペガコペ少量で陰性化するも 終了後16週目で陽性化
12月3日水 バニヘップ試みるも 陰性化ならず中止 1月21日追記 6週目RNA4.0 2月14日追記 8週目RNA2.7
今回のハーボニー待ちとした
9月25日追記 11例目の方 ふわふわ感が出てきてあまり調子よくない
       10日から飲み始めて、8時のんで11時にすごいだるみがでて1時間くらいでおさまり
       1週くらいででなくなってきた。
       IFNのときの倦怠感とは明らかに違ってすっきりいしてるけど、具合悪い感じだったと
       食欲も落ちているが、IFNほどではないので、治療中にお出かけできてるのはとても嬉しいと
       2週目からふわふわした感じと立ちくらみが有り気を付けている。
       具合悪いときはワイパックスとレンドルミンでしのげている寝れているとのこと。
       副作用が出やすかったひとには要注意であることは間違いなさそう。
10月2日追記 9月25日採血約2週目陰性化
2016.6.27追記 6月1日採血でSVR24確認


◎○12例目 54才女性 1bhigh ALT150前後有り待てない
ペグリバも長期に行い無効、シメプレも無効例 1月21日水バニヘップするも消えずバニヘップ開始時5.8 2月4日採血2週目RNA4.5
IFNの最大量の治療をリバビリンは頭痛がひどく増やせずの方
9月25日追記 足のむくみは出るが体重は増えていない 頭痛は前から変わらずで
10月10日追記 10月3日3週目採血RNA検出せず
2016.6.27追記 6月11日採血でSVR24確認


◎○13例目 66才女性 1b 高ウイルス量 1993年にIFNしてうつ状態辛くて中止、その後IFN治療せずできた方 Y93、L31はいない
10月2日追記 9月25日採血2週目1.2未満検出有り
10月10日追記 10月3日3週目採血RNA検出せず
11月4日追記 くも状血管腫が出てたのがでなくなった、ヘルペス出やすかったのが出なくなった、
       少し喘息気味畑仕事したせいかな
       治療前にあった鉛をしょったような体のおもだるさもすっかりとれている
2016.6.27追記 6月10日採血でSVR24確認


◎○14例目 71才女性 1b 高ウイルス量 高額療養 ペガシス18の月一少量長期するも倦怠感あり
 耐性ウイルスはいないこと確認 ハーボニー待ちとした
10月2日追記 9月25日採血2週目1.2未満検出有り
10月23日追記 10月7日採血4週目RNA陰性化
11月4日追記 眠気ふらつき、夜間は不眠がある
12月2日追記 11月18日ふらつき強いため1日おきへ変更 12月16日まで ふらつきよくなっている
2016.6.27追記 6月17日採血でSVR24確認


◎○15例目 74才女性 1b 高ウイルス量 ペガシス少量長期などでしのいできた 肝がん再発繰り返してきた方
10月2日追記 9月25日採血2週目1.2未満検出有り
10月7日追記 Y93 変異有り L31なし
10月23日追記 10月7日採血4週目RNA陰性化
2016.6.27追記 6月15日採血でSVR24確認


9月14日開始 12月6日まで
◎16例目 83才 男性 1b 高ウイルス量 ペガシス9で月一長期でがんばってきた、普通量では全身の痛みでて続けられず
10月5日 9月28日2週後RNA陰性化 だるさも今はほとんど無い


9月16日 12月8日
◎○17例目 68才女性1b高ウイルス量 
59歳にIFNにて食欲低下脱毛有り、その後せず、少量ならできるかもと2015.1.9 少量ペガシスでソブリアードするも憩室炎悪化にて6週で中止、ウイルスも2.8までしか下がらず、夫脳梗塞後で過敏性腸症候群、腹痛繰り返し、安定剤も服用中であるが、早く治した方がいいため。D168E陽性、Y93、L31は陰性 ソブリ前に測定
9月30日追記 飲み始めて頭痛が朝あるけど、体はすっきりして、前の治療より遥かに楽
10月23日追記 9月30日2週目RNA1.8
11月4日追記 10月28日採血6週目陰性化確認
2016.6.27追記 6月17日採血でSVR24確認


◎○18例目 69才女性 1b 高ウイルス量
ペガシス90でふらつき有り、中止、ペガシス9を時々やるかたちだった。
9月30日追記 血圧上がってふらふらして具合悪かった、その後少し落ち着く
10月23日追記 10月14日採血4週目RNA陰性化
2016.6.27追記 6月8日採血でSVR24確認


9月18日 12月10日
◎○19例目 58才女性 1a ぺぐ602週1回れべ200毎日で 副作用無いかたちで無効例 シメプレ(ペガ月1コペ200) 16週で再燃
2015年1月16日バニプレ開始時5.3 2週5.14週4.9 なので、中止して ハーボニー待ちとしてた。 1Aだったので効きが悪かったのもありそう。
10月10日追記 10月2日採血2週目RNA検出せず
2016.6.27追記 6月3日採血でSVR24確認


9月25日 12月17日
◎○20例目 69才女性 1b 高ウイルス ペガシス少量でも胃の調子悪くなる、このため副作用が心配で肝硬変になってもIFNをしないで来た方、副作用が少ないこと発癌の可能性が高いことを説明繰り返しやっと治療する気持になった。
10月17日追記 10月6日2週目RNA2.4
11月13日追記 6週目11月6日採血 陰性化確認
2016.6.27追記 6月10日採血でSVR24確認


◎○21例目 55才女性 1b 高ウイルス IFNは使いたくない。耐性ウイルスではY93あり野生80%変異20% L31は耐性無し、155判定不能にてハーボニー待ちとした
10月17日追記 10月6日2週目RNA2.2
11月13日追記 6週目11月6日採血 陰性化確認
2016.6.27追記 6月17日採血でSVR24確認


9月28日新発寒 12月20日終了
◎○22例目 80歳 女性 1b高ウイルス量
ペガシス45での少量長期月2回するも皮膚症状強くなり中止 一度陰性化したが再燃 耐性チェックでD168EとY93Hが弱陽性だった 肝がんのハイリスクで有り治療を急ぐことが必要と考えたがダクルとスンベの手続き忘れあり ハーボニー待ちとなった
10月26日追記 インターフェロン後あったかゆみがなくなっている、朝飲むとむかむかするのが続いている、大きいのが飲みづらい、便秘気味はアローゼンでしのいでる。近医で採血してもらって月2回チェックしている。
1月18日追記 12月14日11週目陰性化 8週目とっていない。。。爪が白癬疑い1カ月前からと検査中


10月5日新発寒 12月27日終了
◎○23例目 56才女性 1b高ウイルス量 ペグイントロン502週1回 レベ200週1回 腎臓の副作用が出ないように減らして併用へ
 バニヘップは結局2014年6月22日開始 9月13日で12週 12月6日まで 8月24日中止 ウイルスは陰性化してるので再燃するかチェックへ。
ウイルス 3.4から4週で1.2未満検出あり ペグリバでここまで減ったのは初めて
6月22日バニヘップはじめて、胃部不快感で夜中に目が冷める 4から2T 2×朝夕食後に2週後7月6日より減量
7月13日血小板3.4万 3万切ったらIFN休薬へ髪の毛は抜けてきてる
8月24日追記 ウイルスは消えているが、白斑が広がっている、痒くなったあとにぬけている感じ。皮膚の症状悪化するようなので中止として再燃するなら、ハーボニー待ちへ8月24日中止とした
10月5日ついき9月7日1.2未満検出有り再燃となり 10月5日より開始となる
11月2日追記 10月19日2週後で陰性化
2016.7.25 SVR24報告終了

10月7日開始 12月29終了
◎○24例目 76才女性 1b高ウイルス量 肝硬変症(C型)
10月28日追記 10月21日2週目RNA陰性化
12月2日追記 外来で吐いた 検査のため絶食時間を長く取り過ぎたためだったよう
2016.6.27追記 6月17日採血でSVR24確認


11月2日開始 1月24日終了
◎25例目 66才 女性 1B高ウイルス量 Y93H陽性のためダクルとスンベせず ペグリバでうつ症状でて大変だった方、今回ハーボニー待ちで、地方から札幌へ来て治療
12月5日追記 11月16日採血2週後RNA1.2未満検出有り
12月9日追記 12月3日採血4週目陰性化


11月4日開始 1月26日終了
◎26例目 51才女性 1B高ウイルス量 ペグリバで副作用辛く、待っていた方。
12月2日 11月18日2週目 陰性化確認 2週間で2kふとったと。


12月9日 処方開始12月10日から内服 3月2日終了
◎27例目 71才男性 ゲノタイプ1b高ウイルス ソブリアード再燃 その後肝がんS5 15mm 2015年10月RFA施行後治癒
今回地元月一こちらで月一でフォローとする
12月22日追記 12月10日排尿時の違和感 12月12日おさまった データは正常化 ALT 13となる
1月4日追記 12月22日2週目RNA1.6
1月6日追記 かゆみおなかとやわらかいところ塗り薬塗っておさまる リンデロン出す
1月18日追記 1月6日4週目陰性化


12月16日 処方開始 3月9日終了
◎29例目 65才女性 1b 高ウイルス量 耐性はQ80L弱陽性 R155K弱陽性 Y93弱陽性 v36判定不能2014.11.19
2010.6.2HCVRNA6.0LogIU/ml
初診時ALT25 経過中32まで上昇あり、脾摘後で血小板33万ある
2016.1.27追記 12月25日10日目1.2未満プラス、1月13日採血にて4週目陰性化確認


1月4日 新 処方開始 3月28日終了
◎28例目 助成が来たので12月14日回予定としたが手続き煩雑なため予定通り1月からとした
 57才女性 1b高ウイルス量 ソブリやった方ペガシス30月1回 コペガスのまず そぶり毎日 そぶり4月20日で終了 3月17日追記 4週後陰性化
7月6日 6月も陰性化持続、ペガシスだけでもウイルス出てきていない。
10月5日追記 9月7日採血にて陽性 2.7 ハーボニー待ちへ10月助成だして12月には来た
12月14日 受診にて開始 11月9日採血ALT224まで上昇
2月1日追記1月18日2週目採血RNA1.2未満検出有り 節々のだるさIFNほどではないけどある感じ
2月8日追記2月1日採血4週目陰性化 かゆみがあり軟膏処方


◎30例目 55才女性 1b 高ウイルス量7.4 
初診時ALT26 その後 118で上昇有り 過去の治療歴無し
2月1日追記1月18日2週目採血RNA1.6
2月8日追記2月1日採血4週目陰性化 頭痛や湿疹少しあったが気にならない程度いまはない
2016.4.25追記 3月中頃から1日1回ふわっとめまいする、妊娠中になった症状と似てるとのこと。薬飲むほどではないとのことで様子みることとした


◎31例目 66才女性 1b高ウイルス量 6.1
初診ALT59 経過中ソブリアード開始し10台で経過 ソブリ2014年3月から8月終了 2014.12.1RNA1.2陽性再燃にて、データも落ち着いていたのでハーボニー待ちとした 2015.10月申請して12月にきた、1月から開始
2月1日追記1月18日2週目採血RNA1.2未満検出せず 1日3回突っ張ってたのがなくなって、体もとても軽くなって20代のときにも感じたことない体調の良さですと、なめ茸納豆もおいしくてすごいよかったですと。


◎32例目 67才女性 1b高ウイルス量
初診時ALT40 経過中85まで上昇 ソブリペガコペ少量2014.5月から10月 陰性化するも10週目で1.2陽性で再燃、耐性あり(耐性D168A弱陽性、D168v陽性、Q80陰性、Y93H弱陽性)ダクルスンベはせず、バニヘップ検討するもせずに、ハーボニーへ
2月1日追記1月18日2週目採血RNA1.2未満検出有り
2月8日追記2月8日4週目陰性化 食欲でてたのがおさまった


1月5日開始 3月28日終了
◎39例目(登録あとからになったため) 72才女性 1b高ウイルス量 フェロン単独 無効 副作用出せないためそれ以上はせず HCV薬剤耐性 D168やL31、Y93BMLのインベーダー法で薬剤耐性ウイルス無し
1月27日追記 1月18日採血 2週目RNA2.0
3月10日追記 2月24日7週目陰性化


2016年1月6日処方 3月30日終了
◎33例目 41才女性 1b 高ウイルス量初診時6.4 L31Y93変異無し 副作用少ない薬まっていた
1月20日追記 くびのまわりに痒み発疹ははっきりしない、リンデロン軟膏処方。
1月30日追記 2週目RNA陰性化

◎34例目 75才女性 1b 高ウイルス量 2014.4。9から9.24ソブリペガシス普通コペ減量 終了後12週RNA3.8と再燃
耐性D168弱陽性 D168v陽性 Q80L31Y93はなし 耐性いるのでハーボニーへ
1月30日追記 2週目RNA1.2未満検出あり
3月10日追記 2月17日 6週目陰性化


◎35例目 77才女性 1b高ウイルス量2015.10.30RNA6.4 薬剤耐性INV法 Y93H陽性
1992年慢性肝炎(C型)指摘、2001年IFN施行し、AIH様変化起こり中止。2006.7.5からペガシス45μgを月1回ペースで施行、トランスアミナーゼ正常化するも倦怠感強いため9.27で終了。
遠方でもあることから、その後はハーボニー待ち、地元ではこのままでいいのではと言われたりもしたと。。。
2月3日追記 1月21日2週目1.2未満検出有り ふたの開け方慣れるの大変だった。ふらつきは少しあった。
3月15日追記 2月3日4週目陰性化


2016年1月18日処方 1月19日から開始4月12日まで 新発寒
◎36例目 70才女性 1b 高ウイルス量
インターフェロン拒否の患者さん 耐性ウイルスL31とY93なし
2月8日追記 1月30日11日目 HCVRNA1.4
3月14日追記 2月29日6週目HCVRNA陰性化 かゆみは有るがいつもの乾燥肌の時期なのでと


◎37例目 70才女性 1b 高ウイルス量
2015.11.20 HCVRNA 6.3LogIU/ml
1994年他医にてC型肝炎指摘され、1997年12月から6月IFNするもウイルス減らず。
2月8日追記 1月30日11日目 HCVRNA1.8 症状全くないと 食事がおいしくなってきているので気を付けていると
3月14日追記 2月29日HCVRNA陰性化 症状なし


2016年1月27日処方 28日から内服 4月20日終了
◎38例目 58歳男性 1b高ウイルス量 出張多く、IFNせずできてたかたL31、Y93の耐性無し
初診時 RNA 1400K 1b型 AST53 経過中80まで上昇したこと有り AFPも10を超えるようになってきた
2015.12.18 HCVRNA5.2
3月9日追記 2月24日4週目でウイルス陰性化


2016年2月10日処方 2月13日から内服5月6日終了
☆△40例目 89歳女性 1b 高ウイルス量 L31Y93野生型
初診時2015.12.2RNA 5.7 ALT29 33となることもあり 倦怠感強く治療希望あり
血小板数13万と低下傾向あり
エコー,CT3月予定 他医ではHCCなし
2月19日追記 2月18日夜間転倒 眠剤の内服の影響もあるが要注意にて眠剤止めて様子見ている
3月4日追記 眠剤の中止では症状改善せず、ハーボニー中止し改善、再開するにはリスクがあることから中止として、拠点病院と相談し、ヴィキラックスに変更し3月1日より再治療とした。
3月10日追記 2月26日2週目 1.2未満検出有りになっていた


2016年2月3日処方 2月3日から内服4月27日終了 2016.3.7登録になっている
◎42例目 68歳男性 1b 高ウイルス量 仕事休めないためインターフェロンせず
初診時2015.11.11 ALT47 50を超える経過もあり
3月7日追記治療後2週目で 2016.2.17HCVRNA 


2016年2月10日処方 2月11日から開始5月4日終了
◎41例目 67歳女性 1b 高ウイルス量
ペグイントロン80 レベ400レベだけ減らしてる そぶりで再燃待てないのでかゆみまだ残っているがしたいと そぶり後の耐性
168a弱陽性 168v陽性 Y93弱陽性 ブリストルのを取ってみると野生型だった
2015年12月9日追記 11月11日終了後3ヶ月目1.2未満検出有り ソブリ、バニプレ再燃でハーボニー待ちだった
2016.3.10追記 2.242週後採血1.2未満検出有り
2016.3.23追記 3.94週後陰性化


2016年3月9日処方 3月10日から内服6月1日終了
◎43例目 77歳女性 1b 高ウイルス量 6.8LogIU/ml 副作用心配とIFNしないで来た方
2016.4.1追記 3.23 2週目RNA1,2未満検出有り
2016.4.20追記 4.6 4週目ウイルス陰性化


◎44例目 79歳男性 1b 低ウイルス量 4.5LogIU/ml 治療歴なし
2016.4.1追記 3.23 2週目RNA陰性化


2016年3月14日処方 3月15日から内服6月7日終了
◎45例目 女性 1b高ウイルス量 シメプレ再燃 無効として パニプレ再燃
助成が来るのがちょっと遅れて2月ではなくて3月開始となる。
2016.3.28追記 かゆみ有るが湿疹はない 結構痒い、アレルギーの薬は飲んでいる状態での話 様子みる
2016.4.11追記 3.282週目採血でRNA陰性化確認
2016.4.25追記 4.18ころよりくびの湿疹かゆみ強くなっている アレグラは飲んでいたが、プレドニン5mg追加としてみる

2016年3月23日処方 24日から内服 6月15日終了
◎46例目 79才女性 1b高ウイルス量 前医にて肝生検 2007.10.18CH(F1/A) 少量ペガシスするも中断
2016.4.20追記 4月13日採血3週目で陰性化確認


2016年4月5日終了 他医にて終了
◎47例目 74歳女性 1b 高ウイルス量ウイスルは消えているとのこと
ペガコペ少量するも貧血にて4回中止、少量で3年、ハーボニーに向けて終了とした方


2016.4.6処方 7日から内服 6月29日終了
◎△48例目 1B 高ウイルス量 70歳女性 ダクルとスンベの再燃例
ダクルスンベ前は 耐性ウイルス Y93とL31なし Q80LとT54ありそぶりが聞かない理由が分かった。効果あるパターンで有ったことからダクルとスンベにて 陰性化するも再燃 ハーボニーへ
2016.3.2採血 LSIの採血でL31、Y93、Q54耐性ウイルスは全てあり 武蔵野の研究班に追加で提出
2016.4.22追記 19日めまい回転性有り、その時だけでおさまる。少し前額部に皮疹でてるがかゆみなし様子見とする。
2016.4.27追記 めまいは落ち着いてきたが、耳鳴りがあってそのあとにめまいが出てくるようになった、かゆみは体の中で移動して言ってる感じ、眠剤を飲んでいる人なのでふらつきが夜に来ないように薬を調整、アレルギーの薬めまいの薬を追加して何とかしのげるようにしてもらう。
2016.5.6追記 4月22日 1.2未満検出あり
2016.6.1追記 5月18日採血にて6週目陰性か かゆみなくなり、めまいも薬で落ち着いた耳鳴りがまだでるときがある
2016.8.24追記 7月29日終了後4週で再燃 5.6 8月10日より右殿部から下肢に帯状疱疹出現


2016年4月8日処方 4月9日から7月1日まで
49例目 82歳女性 1B高ウイルス量
2009年IFNするも1回うって中止 狭心症予備軍と言われている
2016.5.6追記 4月22日 1.2未満検出あり
2016.6.16追記 6月3日 8週目RNA1.2未満検出あり

◎50例目 37歳女性 1b高ウイルス量 仕事休めないのでIFNせず未治療で来た方
2016.5.6 4月22日 2週後RNA陰性化


◎57例目 69歳女性 1b高ウイルス量 新規治療
2016.4.20追記 4日目で嘔吐頭痛あり、サプリ飲んだらなんとか落ち着いて、その後は大丈夫。ただハーボニー内服で四時間くらいすると頭重感倦怠感がで
てくるのでサプリでしのいでいるとのこと、ロキソニンも処方してみて様子みる。
2016.4.27追記 2週目で陰性化確認


2016年4月8日処方 4月9日から7月1日まで 2016.4.14追加登録
◎55例目 80歳女性 1b高ウイルス量 初回治療
2016.5.6 4月22日 1週後ウイルス量 1.3
2016年5月24日 5.6採血4週目で陰性化


◎56例目 72歳女性 1b高ウイルス量 ペグリバで間質性肺炎後
2016.6.16追記 5月25日6週目RNA1.2未満検出せず


2016年 4月12日内服開始の形で 7月4日まで 他医にて
◎51例目 56歳男性 1b高ウイルス量 ダクルスンベ治療後に再燃
Y91L33ないので168弱陽性なので大丈夫として開始したが再燃 シメプレ無効
武蔵野に検体提出
2016.5.14追記 4.25 2週目でRNA陰性化確認
研究班泉班耐性 L31、Y94 Q54、Q62、NS3はQ80、D168に変異有り


2016年 4月11日処方 4月12日内服開始の形で 7月4日まで
◎52例目 68歳女性 1b 高ウイルス量 ソブリの再燃
2016.5.9追記 4.25 2週後RNA陰性化確認


2016年4月13日処方 4月14日開始 7月6日終了
◎53例目 ダクルスンベ再燃 Y93陽性ダクルスンベ再燃 武蔵野提出 残薬有り1
2016.4.27追記 1週間目で倦怠感増強、ネオフォーゲンで楽になるとのことで、抗炎症剤をついかしてみる。ネオファーゲンは止めてみる。
2016.5.23追記 5.11 4週目 RNA1.2未満検出なし陰性化


◎54例目 80才女性 1b 高ウイルス量 肝がん治療後 初回治療
2016.5.6追記 4.27 2週目 RNA1.2未満検出有り
2016.5.23追記 5.11 4週目 RNA1.2未満検出なし陰性化


◎62例目 68歳男性 1b 高ウイルス量
2016.5.6追記 4.26 2週目 RNA1.9
2016.5.23追記 5.11 4週目 RNA1.2未満検出あり
2016.6.16追記 6月8日8週目RNA1.2未満検出せず


2016年1月17日から3月23日内服 他医にて導入終了
◎58例目 70歳女性 1b 高ウイルス量 ペガシスコペガス少量長期するも陰性化ならず、
3週目 1.2未満検出
7週目陰性化 副作用ほとんどなし、ペグリバの頃からみれば夢のようと


2016年4月27から内服開始 7月19日終了
◎59例目 1b高ウイルス量 じんましん心配、
処方開始するも 飲むのは3ヶ月後とした。アレルギー疹有り心配とのこととで。
2016.5.23追記 5.11 2週目 RNA1.2未満検出なし陰性化


2016年5月6日処方 5月7日開始 7月29日終了
◎60例目 76歳女性 1b 高ウイルス量 ダクルとスンベ再燃例
今回の耐性分析は、L31、Y93 Q54 全て変異有り 武蔵野班へも提出
2016.6.16追記 6月3日4週目RNA1.2未満検出せず

◎61例目 81歳女性 高齢まてず ダクルスンベ治療中再燃例 武蔵野研究班提出 残薬有り2
2016.6.16追記 6月3日4週目RNA1.2未満検出せず
2016.7.29終了 もうこの年なら治らなくていいと思っていたけど、治ったと聞いたら嬉しいもんだねと、笑顔で話していました。このままSVRになってくれたらいいなあ。


◎△63例目 58歳女性 1b 高ウイルス量 肝硬変 腹水むくみ強くサムスカ使用にて軽減
ダクルスンベの再燃例 武蔵野研究班 採血提出
2016.5.25追記 10日目でRNA1.2未満検出有り
2016.6.16追記 6月3日4週目RNA1.2未満検出せず
2016.11.30追記 8.26検出有り2.1再燃


2016年5月11日処方 5月12日から8月3日まで
◎64例目 53歳女性 肝癌治療後 ダクルスンベ前 耐性調べ31なしy93弱陽性 168陽性 待てないので開始
ダクルインザ・スンベプラ併用療法にて再燃 残薬有り3
武蔵野の採血提出
2016.6.5追記 5.20 9日目RNA1.2未満検出あり
2016.6.16追記 6月8日4週目RNA1.2未満検出せず


◎65例目 57歳男性 1b 高ウイルス量 IFN単独二回治療するも再燃
2016.6.5追記 5.20 9日目RNA1.2未満検出あり
2016.6.16追記 6月8日4週目RNA1.2未満検出せず


◎69例目 77歳男性 1b高ウイルス量 IFN歴あり ダクルスンベで再燃(治療前Y93なし 168、80ありだった) 武蔵野班提出
2016.6.5追記 5.20 9日目RNA1.2未満検出あり
2016.6.16追記 6月8日4週目RNA1.2未満検出せず


2016年5月13日処方 5月14日から8月5日まで
◎66例目 70歳男性 1b高ウイルス量
ダクルスンベ無効 残薬有り4(ダクルスンベ前 肝がん治療後待てず、耐性チェックにてQ80陽性 D168陽性 93,31陰性)
武蔵野班提出
2016.5.24追記 かゆみ強くなったので ザイザル処方 ビリルビン軽度上昇
2016.6.1追記 5月24日 10日目でRNA2.6まで低下 かゆみ飲み薬でたまに飲む程度 ビリルビン1.2と正常化
2016.6.18追記 6.10 4週目 RNA、1.2未満検出あり
2016.7.25追記 7.10 8週目 RNA陰性化確認
2016.11.1追記 10.12採血にて 終了後8週目再燃確認

◎67例目 75才女性 (ダクルスンベ前データ 血小板は14万 Y93とL31なし Q80Rありそぶりが効かない理由が分かった。168E弱陽性)ダクルスンベ再燃 武蔵野採血提出
2016.6.11追記 2週目5月中で陰性化


2016年5月18日処方 5月19日から8月10日終了
◎68例目 44歳男性 1b 高ウイルス量
2016.4.22初診 HCVRNA6.9 ALT 54
初診時 エコー,CTでは肝がんなし
インターフェロン単独療法で効果なし 不詳 助成なしで 身障で無料で開始
2016.7.25追記 7.13 8週目 RNA陰性化確認


2016年6月13日処方 14日から9月5日終了
70例目 84歳女性 1b 高ウイルス量 助成4月からで来てたが、本人わからず6月に変更して開始となる
ペガシス少量するも倦怠感強く中止

2016年6月21日開始 9月13日終了
◎71例目 39才男性 1b高ウイルス量 血小板低下 待てないとダクルスンベするも治療中に再燃 残薬有り5
武蔵野班提出
2016.7.25追記 6.30 9日目 RNA2.3
2016.8.24追記 7.4 2週目RNA1.2未満検出有り 7.275週目で検出せず


2016年7月11日処方 7月12日から内服 10月10日終了
◎72例目 80才女性 1b高ウイルス量
インターフェロンの少量でも皮疹が出やすくむくみ下肢炎がでるためできず。単独でだめだったので、ハーボニーを待っていた。ca拮抗薬飲んでいるので、ハーボニー
5日目より皮疹でるも何とかしのげるとのことで続けている。プレドニンを14日目より併用とした。
2016.8.22 8.1の3週目で陰性化確認 関節痛少し有り、プレドニン5mg 継続


2016年10月5日処方6より開始 12月28日終了
◎73例目女性 genotype1b 6.3LogIU/ml 初回
2016.11.2追記 10.19 2週目RNA1.2未満検出有り
2016.11.30追記 11.16 6週目 陰性化


2016年10月7日処方 8日開始 12月30日終了
◎74例目 女性 1b 高ウイルス量 L31に耐性ありハーボニーへ
2016.11.30追記 11.18 6週目 陰性化


2016年12月12日処方 13日開始 2017年3月6日まで
◎75例目 68歳女性 高ウイルス量 Y93耐性あり
2016.1.23追記 12.27は検出有り 1.10 4週目陰性化
2017年5月9日処方 10日から開始 8月1日終了
76例目 74才女性 1b 高ウイルス 耐性ウイルス L31なし Q54、Y93あり

C型肝炎の1型の人達への新しい薬と2型の人へのくすりが増えました!!

2016年11月15日 | C型肝炎ウイルスの治療
C型肝炎セロタイプ1型(ゲノタイプ1aと1b用)の飲み薬の新薬がまたでます!!
2型の人にはヴィキラックスも適応になりました。

経口C型肝炎治療薬「エレルサ?」(エルバスビル:NS5A阻害剤)および「グラジナ?」(グラゾプレビル水和物:NS3/4プロテアーゼ阻害剤)といいます。
下の図の左の二枠に属する薬になります。
 
2016年9月28日製造販売が承認されて、11月なかすぎには使えるようになるのではと言われています。これまた、1日1回エレルサは1錠、グラジナは2錠、12週間、飲めばいいタイプの薬です。薬の値段は3ヶ月で390万弱、ヴィキラックスと同じくらいの値段ということで決まったようです。
C型肝炎ウイルス治療薬として、ダクルインザ・スンベプラ、次にハーボニー、次にヴィキラックスと登場してきました。こんどは、この薬です。今まで、高齢者(80歳の方まで治験に参加しています)や、腎臓の働きの悪い人、高血圧の薬(カルシウム拮抗薬高血圧では飲んでる方が多い薬)を飲んでる人に注意が必要だった部分が比較的安心に使えるという薬になっています。
その他の併用薬に注意が必要な部分はこの間の薬で共通してる部分が多いので大丈夫かと思いますが注意が必要です。
とくに透析を受けている患者さんでも99.1%の効果があったと言うことはすごいことです。

飲み薬中心の薬での耐性ウイルスへの配慮はほとんど必要ないとは言われていますが、この間耐性がでてきている患者さんへどのくらいの効果があるかなど今後のデータの集積が望まれるところです。それにしても、約97%が治癒するということで、こうなると本当に差がないと言える時代になっています。耐性があると言われている薬でも繰り返し使えば効果があるとも言われていて、費用面がクリアされるならどんどん使って治る人は治していける方がいいのではと思えてしまいます。。。治らない場合はより治りにくくなると言う面が注意点として言い割れていますが、それでも、発癌率から見ていくとそれすらもクリアしてしまうくらいに治る人が多いとも言えるかも知れません。

2型の人への薬もソバルディの他にヴィキラックスも使えるようになります。リバビリン併用は同じですがこの際のリバビリンはレベトールだけになる点が注意です。

さらに来年2017年はパンジェノタイプと言って、C型肝炎初ウルスのほとんどの型に使えるという薬が登場してきます。治りにくいと言われる方も効果がありそうだという話しも聞こえてきています。治験の結果期待したいところです。

参考
日本におけるC型肝炎の患者さんは、肝炎症状のないキャリア(持続感染者)を含めると150万~200万人いると推測されています*1。また、日本の肝がんによる死亡者数は1975年以降急増しており、2013年には約3万人が死亡し、肺がん、胃がんに次いでがん死亡の第3位となっています。また、肝がんの原因の約80%はC型肝炎ウイルス由来であることがわかっています*2。
*1 C型肝炎治療ガイドライン(第5版)
*2 国立がんセンター がん対策情報センターによる「がんの統計’14(2014年更新版)」

非代償期肝硬変から治療してハーボニーへつながった患者さん

2016年08月07日 | C型肝炎ウイルスの治療
160806非代償期肝硬変症からPSEとB RTOしてハーボニーへ


腹水や脳症が出る肝硬変症の時期は、ハーボニーが使えません。肝機能を改善させる治療ができる方は、その治療をして代償期の肝硬変に改善して、ダクルインザ・スンベプラ併用療法、そのあとハーボニーを使って肝臓が元気になった患者さんの紹介です。みんなができる治療ではないですが、可能性が有るかこの治療をできる先生につながってくれたら可能性は広がります。今を乗りきれば次の治療につながる患者さんがいます。
将来的には肝不全期であっても使える薬になっていくと思いますが、いまは、この段階を踏んでつながることで治療には入れる患者さんがいます。

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