70年代の半ばに「今の免許制度」が確立し、中型バイクと限定解除に分かれた事で、
圧倒的な人口数を誇ってた400cc以下のオートバイに開発の目が集中し、
大型バイクの開発&販売が海外向けオンリーになった事で、
多少、新型への開発が「遅れをとる時代」ってのがかつてありました。
80年代に入るとそれが顕著となり、新型でかつ画期的な仕様で登場するバイクは中型ばかり。
そんな中、1985年に驚くオートバイが現れます。
それが初期型スズキ「GSX-R750」だったんですよね。
今となっては名車と言えるオートバイですが、世代を見越しつつ現在でも売られてるモデルです。
とにかく時代がレーサーレプリカでどんどん盛り上がっていく中、
大型バイクで唯一とも言える形で現れたのが「GSX-R750」だったと言えます。
しかもその性能はそれ以前の大型バイクに比べ「大きく飛躍した」もので、
それ以降、このオートバイを境に大型バイクの進化も次第に行われる様になり、
90年代を超えると中型バイクに劣らない高性能なオートバイの出現を見るとになります。
要するに大型バイクの発展は「全てはここから始まった」と言える気がするんですよね。
今でこそオートバイは大型バイク中心って発想ですが、
この時代はそうじゃなかった事と、優れた大型バイクが少なかった事がよく分かります。
それだけに「GSX-R750」がいかに凄くて素晴らしかったかが今となって、
分かる気がするんですよね!(笑)