日本のオートバイメーカーと言えばホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキと
明確に巨大な企業「4社のみ」で運用されてる訳ですが、
海外、特に「イタリアや英国」を見ると、聞いたことがある、聞いたことがないってな、
小さいオートバイメーカーが現在でも少数のレアなオートバイを製造販売してますよね。
まさに知ってる人は知ってるってレベルの「極小メーカー」です。(笑)
例えばイタリアだと「ベネリー」や「ビモータ」「アプリリア」に「モト・モリーニ」など、
英国だと「ヴィンセント」や「ブラフ・シューペリア」「マチレス」に「AJS」などなど。
いわゆるオートバイ好きなら誰もが知るイタリアの「ドゥカティ」以外、
英国の「トライアンフ」以外にも10社以上の小さなメーカーが存在する訳です。
これは日本ではまず見られない、海外…特にヨーロッパならではの現象で、
要因としてハンドメイド製を良しとする文化であったり、
100年を超える長い歴史を重んじる風習だっりするんですよね。
小さなメーカーにありがちな運用生産の中でよく見られるのが「エンジンは他社から購入」し、
フレームやその他のパーツをオリジナルで作るってのがあったりします。
例を挙げると「アプリリア」などは昔、スズキからエンジンを購入して作ってましたよね。
また、都会から離れた田舎町に工場を構え数十人のスタッフで構成された会社を主軸に、
ハンドメイドで製作されるパーツであったり、いわゆる大量生産式ではない、
1日で作れる「台数に限りがある」ことも特徴だっりします。
もちろんイタリアや英国で国内販売されてる訳ですが、中には輸出されるものもあり、
日本でも取扱店があって購入可能なメーカーもあります。
ここで個人的に思うのが、残念と言って良いのか悪いのか、
日本は海外の販売意識と大きく異なり「売れる」「儲かる」が大前提だったりするので、
歴史や文化は二の次ってことになり、こう言った小さなメーカーって存在しません。
もしかすると「メーカーにしてはならない」って法律とかあったりするのかなぁ。(笑)
しかし過去には浜松に100社を超えるオートバイメーカーが存在してた時代もありました。
またこれらヨーロッパを中心とした小さなオートバイメーカーは、
当然のことながら「自立経営」出来てるところは少なく、大抵の場合は「大手の傘下」に属しています。
それでもネーミングを残して生産されてるところは、
日本でも見られて良い気がします。
もしそうなれば確実に「奇抜なオートバイ」が登場するはずですもんね!(笑)