現在一般的に販売されてる本格的なスーパースポーツといえば1000ccモデルと600ccモデルの2種類。
この2機種に関しては一般道での走りよりサーキットでの走りを意識して作られてると言って良いですよね。
それを裏付ける理由として世界の「スーパーバイク選手権」で使われてるマシンであり、
エンジン出力も他と違って1000ccなら200ps以上、600ccなら150ps前後と、
他のモデルとはエンジンパワーの高さが大きく違います。
また、スズキから名車「GSX-R750」ってのが販売されていますが、
これはレーサーレプリカ時代のスズキブランドとして現在でも存在してるモデルで、
レースカテゴリーには属さないモデルなので、やはり基本的に「2種類」と考えて良いと思います。
と言うことは他のスポーツモデルはあくまで一般道を基本として考えられたスポーツバイクと言うことになります。
そんな中、また新たなマシンがヤマハから送り出されようとしています。
それは「YZF-R7」。
名称やデザインで見ると本格的なスーパースポーツの700ccモデルと見えがちですが、
実は「MT-07」の2気筒エンジンを搭載したコストパフォーマンスに優れた一般道専用のスポーツバイクと言うものです。
気になるエンジン出力は「MT-07」同様で73ps。
スチール製のフレームやホイールを使用してる為、乾燥重量も188kgと、ちと重い。
しかしフロントは倒立、リアサスも形状変更されてて「MT-07」よりアクティブに走る性能を持っている様です。
このマシンの売りは2気筒エンジンから来るスリムなボディーと、
人が扱い切れる乗り味にあるとされています。
で気になる新車価格は本体で約98万円。
100万円を切る価格は、本格的なSSと比べると随分とお安いです。
で、どうやらまずは北米から販売開始となる様で、日本での販売は現時点では未定。
直ぐに欲しければ逆輸入という買い方になります。
昨今のオートバイブームによってこの様な「新しいコンセプト」のオートバイや、
人気モデルの「派生型」が続々と登場する時代になって来ましたが、ユーザー側からすると良い傾向です。
大型ミドルの人気を不動のものにした「MT-07」のハイエンドスポーツモデルであるこの「YZF-R7」、
どこまで売れるか楽しみですね!(笑)