11月16-17日に、九州ブロックで「境界鑑定講座」を開催します。
メインは、大阪会の西田寛先生の講演です。裁判所での境界鑑定の豊富な経験をベースに、筆界特定制度の現状をも踏まえつつ、裁判所の専門委員制度にも触れていただく内容豊かなお話になるものと思われます。
その他に、事前に事例に関するデータを配布してありますので、それについて考えていただく時間も設けることにしています。
また、宮崎会で、宮崎県の境界資料をまとめ上げた経験の上での、今後さらに探求すべき課題、についても、みんなで考えて行くことにしたい、と思っています。
九州ブロックでのこのような試みは初めてのことなので、丸一日の日程の中でどの程度まで内容を深められるのか不安もあるのですが、いずれにしても一回だけのものではなく、継続して行って行く出発点になれば、と思っています。これを機に、九州各地で、もちろん大分で「境界鑑定」をめぐる諸課題についての深化が図られるようになれば、と期待しています。
私自身、日程が近づいてきたので慌てて準備をしているところなのですが、この領域の問題を調査士業務の基底にあるものとして、あらためてしっかりと位置付けることの必要性を（ややさぼり気味だったことへの反省を含めて）痛感しているところです。