まずは、「会議時間短縮化計画」の報告。今回も「成功」と言えるものではなく、予定時間を1時間15分超過してしまいました。見通しの甘さを反省、です。ただ、まとまりがない冗長な会議故に時間がかかった、ということではなく、議題が多く、それぞれ論議の必要な事柄であるが故の長時間化であった、と思っており、充実した会議であった、とも言えるのではないか、と思い、自分自身を慰めてもいます。
新しい執行部ができたばかりで、会議を行うにあたっての基礎的なところでの共通認識がまだできていない、というところがあり、そこを確認してから進めて行くので、その分余計に時間がかかる、ということがあるようです。近い将来には、この問題は解決され、中長期的な会務運営にプラスになるようにできれば、と思っています。
議題の多さ、は、これまで取り組むべき課題に取り組まずに済ませてきた「負の遺産」の解消という課題によります。
その一つは、「年計報告未提出(提出遅延)」の問題です。あたりまえのことをあたりまえにやっていく、ということができず、会としてもそれを放置してきてしまった、ということを、痛切に反省しなければなりません。そういう観点から、一つの「けじめ」をつけて新たな出発をきれるようにして行きたいと思います。
同様の問題として、「登録事項証明」の問題もあります。官公署の業務について、「調査士業務」という独自の領域を確立して行く努力を行っている中にあって、「調査士業務」を測量会社でもできるかのようにする者が調査士の中にもいて、それへの「お墨付き」を調査士会自身が与えて来た、ということがあるように思え、そこからの脱却を早急に行わなければならない、と思っています。とりあえず、そのスタートをきることにしました。
また、「非調査士」による地積測量図が反復継続してつくられていて登記処理されている、という事実が発覚しましたので、それへの対応を、法務局への申し入れとして行なうようにしました。
このような目の前の課題を確実に処理しながら、「研修の充実」等の前向きな課題に取り組んでいけるよう、体制を作って行きたいと思います。
以上、27日の常任理事会の、ほんの概要として、報告しておきます。