宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「地域食材を新たな人気商品に」地域食材を活用した農産加工商品開発研修会を開催しました

2017年12月13日 14時44分25秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 地域で生産している食材を活用し、直売所における魅力的な商品開発を行うことを目的として、12月6日(水)に『地域食材を活用した農産加工商品開発研修会』を開催しました。
 今回は古川で直売や農産物加工の活動している女性農業者を対象に、地域で生産した米粉を使った和菓子作りを行いました。
 講師として「有限会社御菓子処 モリヤ」の森谷幸男代表取締役にお越しいただき,今回は「すあま」と「米粉がんづき」の作り方を学びました。普段から餅や御菓子の製造・販売している参加者も、和菓子作りのプロの指導を受け、和やかながら真剣な面持ちで熱心に実習を行っていました。「米粉がんづき」はもちもちとした食感に、「すあま」は優しい甘さに仕上がり、試食した参加者からは「おいしく出来たね」「直売所でいくらで販売しようか?」といった声が上がるなど、商品開発への意欲をさらに高めることができました。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

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ICT利活用現地指導会が井土生産組合で開催されました

2017年12月13日 13時45分42秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
東日本大震災の津波被災地域で復興に取り組む(農)井土生産組合では,復旧した約100haの農地をフル活用し,大規模土地利用型経営に挑戦しています。当組合では,ほ場を効率的に管理する必要があることから,県の大規模経営体育成支援事業を活用し,ICTシステムによる「農業の見える化」の実践により経営の効率化に取り組んでいます。
 平成29年11月24日,(農)井土生産組合を会場に,ICTシステムの開発者である富士通(株)から講師を招き,県内で同様のシステムを活用している農業法人を対象とした現地指導会が開催されました。指導会では,各法人の活用状況や各々課題等の発表があり,今後の改善に向けた積極的な意見がなされ,参加した農業法人にとって有意義な情報交換となりました。
 また,(農)井土生産組合ではグローバルGAPの認証を取得しており,「ICTシステムを活用して生産工程の管理に努めたい」と積極的に取り組む発言がありました。

   

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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きゅうりの先進技術導入による経営発展事例を学ぶ

2017年12月11日 17時05分00秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成29年11月15日登米市中田農業農村環境改善センターを会場に「登米農業改良普及センターとJAみやぎ登米胡瓜生産者連絡協議会の主催で「登米地域園芸産地力強化研修会」を開催しました。8月には,「基礎から学ぶ新たな環境制御技術研修会」を開催しており,今回は実践編の研修となります。
 研修会には,福島県福島市と須賀川市のきゅうり生産者2名をお招きし,環境制御技術導入のきっかけや,ハウス環境のデータ化を通じた肥培管理の改善,それに伴う収量の増加など実践の状況を講演していただきました。講演の後の総合討議では,産地での当該技術の普及状況,雇用管理や技術導入のポイントなどにも話題が及びました。 
 普及センターでは,今年の春にハウス環境調査ほを設置して本技術検討を始めたところ,ハウス環境を数値化することで関心を示す生産者が増えていました。しかし,宮城県ではきゅうりの環境制御技術の導入事例はほとんどないため,今回の研修会は,「実践者の貴重なお話が伺えた」「生産意欲が高まった」などの声が多く大変有意義なものとなりました。
 なお,8月の研修会後に1軒が環境測定機器を導入したほか,今後導入したいとの相談も寄せられています。このため,今後普及センターでは,関係者と連携し生産者間の情報共有と技術検討等を進め,栽培技術改善を支援してまいります。



写真:講師と普及センター及び協議会代表を中心とした総合討議


<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522



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ぶどう栽培講習会が開催されました

2017年12月11日 14時44分03秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 大崎普及センター管内では,水稲育苗用のビニールハウス等を利用してぶどうの栽培を行っている農業者が多くいます。小規模の栽培面積の生産者が多いものの,なかには高品質果実を生産し,農産物直売所等で販売,高い収益をあげている生産者もいます。管内の各直売所や農業者団体では,こうして生産される果実をより多く販売に仕向けようと,生産技術の向上を図る研修の場を設けています。
 去る12月6日にはJA古川北部支店の主催により,大崎市清滝地区の農業者を対象としたぶどうの栽培講習会が開催されました。普及センター職員が講師となり,年間を通した栽培管理とせん定方法について説明を行いました。11名の参加者からはハクビシン等の獣害や黒とう病の病害虫対策など多くの質問があり,高品質果実生産に向けた課題解決の一助とすることができました。
 普及センターでは,今後もJA等関係機関と協力しながら果実品質の向上を図り,直売所の売上向上と農家所得の増加を目指すため,ぶどうを中心とした果樹栽培技術の向上を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

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鳥インフルエンザ防疫演習を実施

2017年12月11日 13時33分00秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成29年11月27日,県東部地方振興事務所は鳥インフルエンザ防疫演習を石巻合同庁舎において開催しました。県内では,本年3月に栗原市において鳥インフルエンザが発生し,県をあげて防疫措置を講じた経験を踏まえ,養鶏関係業者,埋却作業に携わる建設業者,行政関係機関など約150人が参加し,役割分担や作業の進め方などを確認する机上演習と防疫作業の実技演習を実施しました。
 机上演習では管内の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したとの想定で,発生の通報から精密検査の陽性確定,防疫措置開始までの業務確認や役割分担などについて確認を行いました。実技演習では,実際の鶏を用いた捕獲演習から,模型の鶏を用いた運搬・処分作業までを行い,実際の手順を確認しました。
 渡り鳥の飛来が増加し,鳥インフルエンザの発生が懸念される季節が続く中,関係機関・団体が連携し,発生防止と万が一の発生に対応した体制整備を確認する研修会となりました。


<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999

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築館農村生活研究グループが「ミニミニ工夫展」を開催

2017年12月11日 13時22分10秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成29年12月5日(火)に,築館農村生活研究グループ連絡協議会が「ミニミニ工夫展 腕じまん味じまん」を開催しました。これは,会員が工夫を凝らした手作りの手芸品や料理を持ち寄って展示し,アイディアを共有することで,農村生活の技の向上を図るものです。
 ミニミニ工夫展は昭和50年代に「生活工夫展」として始まり,その後,「ミニ工夫展」,「ミニミニ工夫展」と規模は変わりましたが,長く受け継がれてきた事業です。今年は会員のうち18人から19点の作品が出品されました。出品された作品は,不要品をリメイクしたものや地域の農産物を活用した創作料理など,どれもアイディアあふれるものでした。
 審査の結果,使い道のなかったナプキンを縫った,シンプルながらも実用的な「手提げ袋」,数通りの使い方ができる小物入れと,端切れを細やかに縫い合わせて作った「トートバッグ」と数通りの使い方ができる「小物入れ」のセット,切り干し大根やナッツ類,じゃこなどを煎って作った,食感が楽しく栄養価も高い「カリカリトッピング」の3作品が優秀賞として選ばれました。受賞者には,記念品と盛大な拍手が贈られました。
 展示会と平行して料理講習が行われ,会員は大根のサラダや沼エビの混ぜごはん,豚汁などを調理しました。審査・講評の終了後,講習会で調理した料理と出品された料理の試食会が行われ,会員自慢の味を楽しみました。

<会員間でお互いに評価し合う>
<展示会後の試食会>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9404   FAX:0228-22-6144

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そらまめ部会現地検討会が開催されました

2017年12月07日 14時36分19秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
11月21日(火)にJAみやぎ登米そらまめ部会の現地検討会が開催され,部会員14名が参加しました。
 始めに行った被覆前の管理作業の講習において,普及センターから不織布による被覆について,被覆時期や被覆前の準備,設置の際の留意点等について説明しました。管内では,今年春に一部のほ場で強風による生育不良が見られたため,その対策を徹底するよう呼びかけました。
 その後,生産者2名のほ場を巡回し,これまでの管理と生育状況等の確認を行いました。いずれも直播栽培ですが,揃いが良く順調な生育でした。
 現地では,部会員同士が発芽状況やさび病の発病程度の品種間差,防除回数等の情報交換を積極的に行い,来年度産の品質及び収量を向上させようという意気込みが感じられました。普及センターでは,越冬後も安定生産にむけて支援を行っていきます。



<連絡先>
 宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
 〒987-0511 
 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 
FAX:0220-22-7522

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種子大豆のほ場審査を実施しました

2017年12月06日 11時33分35秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 普及センターでは,平成29年11月7日,9日に大豆の指定種子生産ほの第二期ほ場審査(成熟期)を実施しました。本年度はJA仙台管内の下荒井生産組合と根白石生産組合が約5haで「ミヤギシロメ」の採種を行っています。
 審査は,種子審査員の資格を持つ普及センター職員が行うことになっており,種子生産者は2回の「ほ場審査」と「生産物審査」を受けて合格しなければなりません。審査内容には「異種,異品種及び異種類の異株が含まれないこと」や,「種子伝染性病害が含まれていないこと」などの厳しい基準があるため,極めて厳しい肥培管理が求められます。
 今年の天候は,7月下旬の開花期以降連続した降雨があり生育が非常に心配されましたが,ほ場審査の結果,審査申請のあった全てのほ場で「合格」と判定されました。審査講評後,生産者からは「収穫調製まで責任を持って管理していきます」との声が聞かれました。
 普及センターでは,「品質の高い大豆生産は優良な種子生産から」を合言葉に,今後とも種子生産の指導を行なっていきます。


〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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井土生産組合「第4回収穫祭」が盛大に開催される。

2017年12月06日 10時05分27秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保


 平成29年11月12日,農事組合法人井土生産組合は,元住民総参加による収穫祭を開催しました。仙台湾岸に位置する仙台市若林区井土地区は震災により大半の住居が全壊し,震災前に102戸あった住居の9割以上が他地区に移転し,震災前の住民の交流はなくなっていました。そこで組合では3年前から元住民が集まる機会を設けコミュニティの再生を図るために,年1回,11月に元住民全戸に収穫祭の招待状を送付し,元住民総参加による収穫祭を開催してきました。
 第4回目となる今回は,200名を超える参加者となり,名物となった「俵ねぎ」の重量当てクイズに始まり,収穫物の抽選会や秋野菜の即売会,また,組合が育てた特産「井土ねぎ」を使った特製芋煮,新米の特製カレーなどでおおいに盛り上がり,最後は新米が当たる抽選会で大勢の方が井土米を笑顔で持ち帰りました。
 毎年1度しか会うことがない元住民は,お互いの元気を確認しあい,多くの笑顔と賑わいの中で,また来年の出会いを約束し散会となりました。
 普及センターでは,仙台東部地区の復旧復興を支援するため,このような取組を今後とも積極的に支援していく予定です。


〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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第3回丸森町お米食味コンクールが開催されました

2017年12月05日 16時33分40秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
平成29年11月26日に丸森町館矢間まちづくりセンターで,丸森町農業創造センターの主催により第3回丸森町お米食味コンクールが開催されました。「丸森町産ブランド米」の確立と,生産者の意欲高揚と技術向上を目的とするものです。

 整粒歩合や食味値などの予備審査を通過した,ひとめぼれ,つや姫,コシヒカリの合計9点について審査員15名による官能審査が実施されました。出品されたお米はいずれも品質が良好で食味値も高く,各審査員からも高い評価を得ました。

 表彰式後には,株式会社スズノブ代表取締役西島豊造氏を講師として「地域を活かした差別化とは」をテーマとした講演会が開催されました。

普及センターでは,今後とも栽培技術等の支援を通じて,良質米の生産を支援していきます。





〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

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