宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農業法人新入社員向け技術セミナーを開催しました。

2018年08月02日 11時30分06秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 石巻農業改良普及センターでは,平成30年7月24日に,震災後に急増した農業法人を主な対象に,農業法人社員として必要となる基本的な農業技術の知識等を身に付け,地域農業の次世代を担う人材として育成することを目的に,農業法人新入社員向け技術セミナーを開催しました。セミナーには関係機関含めて25名が参加し,農薬の基礎知識等について研修しました。
 今回は公益社団法人 緑の安全推進協会から講師をお招きし,農薬の定義,農薬の役割,農薬の適正使用等,普段改めて考えることの少ない「農薬の基礎知識」について講義を行いました。その後,情報提供として普及センターから「農薬登録の確認方法等について」と題し,独立行政法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)や各自治体の農薬登録情報検索システムの他,ACFinderといったフリーソフト等についても紹介し,農業者が農薬登録情報を確認することの重要性について説明しました。
 セミナーに参加した方々からは,「基礎が解っていないので勉強になりました。」,「(農薬登録の)調べ方とかも解って良かった。」等の感想も聞かれ,概ね好評でした。普及センターでは今後も法人の発展に不可欠な,雇用就農者のキャリア形成に関する支援に取り組んでいきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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石巻4Hクラブ視察研修会

2018年08月02日 11時11分22秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 石巻地区4Hクラブ連絡協議会では,7月10日(火)~11日(水)に視察研修会を開催し,山形県寒河江市の山形県園芸試験場,山形県山形市の男山酒造(株),同じく山形市の山形観光物産会館内の農産物直売所「食の駅」を訪れました。
 最初に訪れた山形県園芸試験場では,本年度から新たに開始した「次世代型施設におけるトマトの栽培技術実証」という試験課題について説明を受けました。高度な環境制御を導入し,トマトの単収40tを目指すというものですが,積雪地帯ならではの管理方法等についても説明があり,大変興味深い内容でした。参加したクラブ員からは,より効果的な管理方法や考え方のポイント等について質問するなど,活発なディスカッションが行われました。
 男山酒造(株)では日本酒の製造工程を見学しました。日本酒の仕込みは冬期間に行うため,実際の製造過程は見学できませんでしたが,対応していただいた職員の解説が大変解りやすく,クラブ員全員が日本酒製造工程のイメージを十分捉えることができました。
 その他,農産物直売所「食の駅」では農産物直売等について見学するなど,今回の視察研修は栽培,加工,販売と盛りだくさんの内容でしたが,クラブ員の見聞を広める上で大変有意義な視察研修となりました。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


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