GAP(農業生産工程管理)とは,食品安全,環境保全,労働安全等に関する点検項目を定め,その実施,記録,点検,評価を繰り返しつつ生産工程の改善を行う取り組みのことで,第三者機関に審査してもらう「GAP認証」取得がすすめられています。
有限会社マルセンファームでは,平成30年1月にほうれんそうとトマトで第三者認証JGAPを取得しています。そこで,従業員にGAPの理解を深めてもらうことと穀類の新規取得に向けて,平成30年7月27日(金)に株式会社アースコーポレーションから講師を迎え,従業員向け説明会とコンサル指導会を開催しました。
従業員向け説明会では,GAPの基礎知識を講演いただき,現在社内で実践している「GAPのルールにはどんな意味があるのか?」を改めて考え直すきっかけとなりました。その後,現場で「ほ場内のリスクはどこにかるか?どのような対策ができるか?」を実際に確認しながら,従業員で話し合ってルールを見直していくことの重要性を学びました。穀類の新規取得に向けては,施設内の「精米エリア」の区分けを明確にすることや,現場の整理整頓を行い清潔に保つ対策を考えるよう指導を受けました。
普及センターでは,今後もGAP運用支援と穀類の新規取得に向けた支援を継続していきます。
<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 地域農業班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225