国民保護共同実働訓練後の三の丸庁舎にて
藻谷浩介さんの「まちづくり道場」
藻谷さんは、ベストセラー「デフレの正体」の著者。
経済は「景気」ではなく、「人口の波」で動くという主張です。
水戸のまちを何とかしたい!という熱意に応えての登場。
40人を相手に、3時間ノンストップのアツイ講義でした。
参加者の顔ぶれから、興味のありそうなデータを瞬時に選択、
クイズや意見交換を織り交ぜたすすめ方は、参考になります。
●水戸市の商業床面積は、この15年で3割増えたが、
売上げは2割の減。商業の雇用も増えてない。
●「少子高齢化」は間違い。使ってはいけない言葉。
65年前にたくさん生まれた子どもが、戦争などで死ぬことなく
そのまま高齢者になっていくというのが、今起こっていること。
(=現役世代の減少)
●人口減少に向けて、効率的なのは「市街地」を残すこと。
まちづくりは、住宅・オフィス・公共施設・商業・公共交通など
個別の状況を見極め、その望ましい姿を考えることからスタート。
詳しくは書けませんが・・・、
「かさぶた」や「スーパーモデル」などの例えが絶妙だったり、
孤独死など一人で暮らすことのリスクに備え
子どもは増えていくのでは、という予想も面白かったです。
次回は、1ヵ月後・・・。藻谷さんと一緒に水戸を歩き
まちの見方を伝授していただく予定です。
忙しくて時期的に身動きできない
のではありますが。(^_^;
プライベートもいろいろあるものね・・・。
この講座は、聞いて納得するだけでなく、何か次の動きにつなげることを目指しています。
そのために現実の見方をしっかり勉強しようというものですが、デフレの正体を読むだけでも参考になると思います。