最新号が届きました。
福島・茨城・栃木を
拠点とした情報誌。
2年前に那須の
syozo cafeで出会いました。
今月の話題としては、
常陸太田市(茨城)の「常陸窯」と
那須(栃木)の「山のシューレ」(←集まる人がすごい)
が紹介されていて
どちらも 「絶対、行きたいっ!」
と思いました。
raconter
最新号が届きました。
福島・茨城・栃木を
拠点とした情報誌。
2年前に那須の
syozo cafeで出会いました。
今月の話題としては、
常陸太田市(茨城)の「常陸窯」と
那須(栃木)の「山のシューレ」(←集まる人がすごい)
が紹介されていて
どちらも 「絶対、行きたいっ!」
と思いました。
raconter
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21) 価格:¥ 760(税込) 発売日:2010-06-10 |
以前、講演を聴いたことがある藻谷浩介さんの本。
(小飼弾さん、山田真哉さんなどが絶賛しています。)
藻谷さんの講演は、多い時で年間400回、
累計では、3,000回以上こなしているとのことで
実際に日本全国をくまなく歩いていることから
新聞報道等とは違う、本当の地域の状況が分かっています。
藻谷さんが、講演で話すのは、
誰でもアクセスできるデータを基にした考え方。
通説と思われている間違ったことを
次々とひっくり返していきます。
●景気が悪いといいつつ、実は国際経済「勝者」の日本。
(世界中から莫大な金利配当がある。
日本から黒字を稼ぐのは、フランスとイタリアくらい。)
●国際競争に勝っているのに、内需は無関係に縮小。
(地域間格差ではなく、日本中が内需不振。
実は、首都圏の方が厳しい。)
●日本経済は、「景気の波」ではなく、
「人口の波」に洗われている。
(問題は、「少子化」ではなく、
「現役世代の減少」と「高齢者の激増」。)
藻谷さんが繰り返し言われているのは、
“率”(有効求人倍率など)を見るのではなく
“絶対数”(生産年齢人口など)を見るべき、ということ。
(問題なのは、「KY」(空気しか読まない)だそう。)
私が一番納得した話が、
過剰出店状況を示した「小売店舗の売場効率」
店舗1㎡あたりの年間売り上げは、
1990年度から2006年度の間に、2割低下したそうで、
これによって、地価の高い中心商店街で
小さな店を借りてやっているような人たちが立ち行かなくなった。
(面白い店から先につぶれてしまい、
地域に暮らす人から見れば、消費環境が質の面で貧しくなる。)
最後の章で、日本の経済や政治に関して
大胆な提言がなされています。
(これを多くの人に考えてもらう機会が
あったらいいのにと思いました。)