水戸梅日記

水戸・いばらき

神様のボート

2008-07-24 | 水戸
神様のボート 神様のボート
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:1999-07

 

 

 趣味で小説やエッセイを書いている方から

 お薦めされた本です。

 

  

 「小さな、しずかな物語ですが、

 これは狂気の物語です」

 

 作者自身がこう言うので、

 ずっとドキドキしながら読みました。

 

 母と娘によって、「日常」が交互に語られますが、

 変わらないでいたい、慣れないでいたい「母」と

 変わりたい、慣れたい「娘」とのずれは

 哀しいくらいに広がっていくのでした。

 (たぶん、母は「確信犯」・・・。)

 

 

 「恋」というのは、「時間」ではなくて

 「瞬間」なのだと、しみじみ思いました。

 

 (「時間」を生きている自分の日常が

 ちょっとさびしくなりました・・・。)

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは、パンきちです。「しずか」と「狂気」... (パンきち)
2008-07-24 14:29:06
こんにちは、パンきちです。「しずか」と「狂気」という合わせ技が、ぞくぞくっと背筋に走る何かを感じさせますね。

あ、わかる気がします。「瞬間」と「時間」の差が。私も今は「時間」を生きている人間かもしれません・・・。

どんどん読みたい本がたまっていく私です(笑)。といいつつも、師匠の本棚から、古い新書を引きずり出して、しのいでいる私です(笑)。
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他にも、「思い出は箱に入っちゃうからなくさない... (umeko)
2008-07-24 23:03:52
他にも、「思い出は箱に入っちゃうからなくさない」、「恋愛はインモラルな人間の特権」とか、本質を突く短い言葉が多く、感性が素晴らしいなぁと思いました。
「瞬間」を生きたいなぁとは思うのですが、もう年の功で(?)「時間」を生きることの楽さに勝てないでいます。
古い新書があるのですね。ずらっと並んだ背表紙を眺めるのっていいですよね。
 
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