「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

どこか懐かしい原風景の村へ

2010年10月02日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
日本の原風景が残る山村、山梨県笛吹市芦川地区に行ってきました。
合併前の芦川村時代は、山梨県内でいちばん小さい自治体だったようで、
現在は人口500人弱で高齢化率55%以上、世帯数230世帯のうち、
高齢者世帯が100、一人暮らし世帯も50ほどの過疎の村です。


そんな中、過疎化の歯止めや農家の所得向上を目的に、
さらに地域の方々が元気に暮らせるようにと、今年の春直売所がオープンし、
役場の地域活性化の働きかけにも応える形で、地域の人々が自ら
運営を担っているようです。
幸い、直売所も想定以上に人が来て、にぎわっているようです。

そんな村を舞台に、県の観光推進機構が主催し、
地域の方と交流しながら地元の暮らしを体験するツアーを
やることになりそうで、今回その打ち合わせに同行しました。

地元の方も温かく気さくな方が多く、地元に伝わる漬物の文化や、
かぶと造りと言われるこの地域独特の大きな茅葺の家の話を聞いていくと、
いろんなお話が飛び出してきます。


集落を少し案内してもらいましたが、昔の関所の門や馬頭観音の石仏、
石垣の段々畑など、古いものがそこかしこに残っていて、
細い路地(しかないけど)を歩いていると、
面白いものにたくさん出会えます。
そして、集落の上から夕陽をバックに見おろす
のどかな風景には心が休まります。


地元の方と一緒に、村の漬物づくりを体験したり、
集落を歩いてその景観や文化の保全について意見交換したりなど、
12月のツアー、盛りだくさんになりそうで、今から楽しみです。
来る人にも、地域の方にもよろこんでもらえるものになるといいなあ。

鳥もつ煮!

2010年10月01日 | Slow Life
B1グランプリの最優秀賞に選ばれた甲府の鳥もつ煮を本日食べました!

石和温泉近くの奥藤第二分店。こちらのお店の職人さんは、鳥もつ煮をB級グルメとして売り出そうとした「あなたとの縁を鳥もつ隊」の中心メンバーとして、先日のB1グランプリでも活躍したんだそうです。

もともとは、昭和25年ごろ、地域のある料理店が、食肉処理場で大量に余る鶏の内臓部分を有効活用できないかと考案したのが始まりで、それからは甲府近郊のそば屋に広まり、地元では至って普通に食されていたそうです。
(地元の人によると、全国どこでも食べているのかと思ったけど、東京のそば屋にはなかったので驚いた、とのこと。)

そして2年くらい前から、地域独自のB級グルメとして地域おこしに活用しようと、「あなたとの縁を鳥もつ隊」が結成され、晴れて今年B1グランプリ出場、初優勝となったそう。そして、B1の翌日からは、取扱店も一気に増えるは、食べに来たいと問い合わせも増えるは・・・現在街中で大盛り上がりらしいです。

町おこしのために無理やり考案した、というB級グルメも多い中で、もともと「捨ててしまう部分がもったいないので」という発想からスタートして、売り出す前からすでに広く地元では食べられていた、というのがいいですね。

今日、昼時に行ったのですが、外で待つ人も何人かいて、お店の人のほとんどが鳥もつ
煮を頼んでいるようでした。

肝心のお味ですが、レバーと砂肝、ハツをしょうゆとみりんで甘辛く煮込んであり、ご飯のおかずや酒のつまみに良く合いそうです。店に寄っても、味付けが微妙に違うようなので、ぜひ食べ比べてみたいです。