「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

福井にて

2012年06月17日 | 福井でのすろーらいふ

 今月半ばから福井県在住&在勤となります。

 福井といえば、今話題の…、そう、大飯原発のおひざ元です。仕事の会合に出た際、地元の観光業界の人が、来賓として副知事も出席している前で、

・震災の避難者を温かく迎え、多くの被災者が定住したいと思っている沖縄は、人の温かさという点で、この福井にも通じる点があると思う

・福井と沖縄は、国の迷惑な施設を引き受けているという点でも共通点がある

・国は、このような地方を見捨てるはずがないと信じている

というスピーチをしていました。

 もちろん、原発の再稼働については、立場や主義主張によって様々な意見があると思いますが、地元としてみたら、「イデオロギー云々よりも騒々しくて困る、とにかく普通に生活したい」、「いろいろと騒ぎられていてイメージが悪くなり、観光客が少なくなる」という気持ちが生じるのも、正直なところだと思います。

  これまで原発を推進してきたエネルギー政策により、どこかの地域にしわ寄せが生じ、それが「立地交付金」というカネで解決されてきたのだとしたら、このような持続可能でない仕組みを改めないといけないのではないかと思います。

  これは、各地に公害被害を生じさせたかつての経済成長至上政策や、米軍基地の負担を過度に沖縄に押し付ける日米同盟関係についても同じことが言えるのではないでしょうか。

  たまたま、沖縄にも福井にも住むことになる身として、単なる原発推進・反対論だけでなく、このような「地元の気持ち」というのも考慮しつつ、この先福井での【スローな暮らし】を発信したいと思います。


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