「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

スローを実践する人々を訪ねて~きとす

2006年06月07日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
次に、阿武隈高原の山荘で、ご夫婦で自給的に雑穀の栽培・販売をしながら、自然の中での暮らしを手作りしている「きとす縄文生活研究所」を訪ねる。

まずは、周辺見学。敷地内の畑には、一つ一つに作物の名札がつけられており、
穀物や野菜との暮らしを仲良く楽しんでいるよう。敷地内の書斎小屋やコンポストトイレも手作り。都会の生活に慣れた身には、間近に聞こえる鳥のさえずりや、緑に囲まれた水田の穏やかな風景が新鮮で、つい足を止め、じっくりと鑑賞してしまう。

食事は、数種の豆の旨みを引き出したスープや、ジャガイモのダッチオーブン焼きwithエゴマ油、数種類の雑穀が入ったご飯のほか、自家栽培&製粉した小麦粉のクレープなど、シンプルだが、素材のうまみを活かしたモノが並び、大満足。

キャンドルナイトの灯りで様々な話に盛り上がった夜、酔い覚ましに外に出ると、
蛙の大合唱の中、朧月夜に照らされた田んぼが仄白く見える。
自然の中にいるとなんでこんなに落ち着くんだろう。。。

次の日は朝から、山の木の切り株を運び出したり、豆類の苗の定植などを行う。
土いじりをしながら、周りの鳥の声や緑を渡る風を感じ、心穏やかにそれぞれの思いにふける。

ふと、自然の中で向き合い、暮らしをつむぎだすことが、人間本来の仕事だったんだなーと思う。それに比べれば、日々の天候とも関係なく、都会のビルの中でパソコンに向かう「仕事」は、全く本質的ではない気がする。全く普段の私は何をやっているんだか。。。

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