サン・ジェルマン・アン・レーは、パリからRER(郊外列車)で25分ほど、気軽に行ける街として人気があります。
その理由は、なんといっても、セーヌ川とパリを一望に臨めるテラスだと思います。
もともと、フランス国王の主要な居城の一つだった城のわきに、太陽王ルイ14世が、全長2400m×幅30mの遊歩道を作り、それがセーヌ川を望む高台にあったので、Grande Terraseと呼ばれたようです。
こちらは一回り小さいPetite Terrase ↓
Grande Terasse の遊歩道。森のわきの高台に、気持ち良い遊歩道がひたすらまっすぐ...
Terraseの上から望むと、ぶどう畑とセーヌ川越しに、パリのラ・デファンスの高層ビル群を望みます。
ルイ14世が生まれた館は、今は四ツ星ホテルになっているようで、そのレストランもこの絶景を望む位置にあります。
城自体は今は国立考古学博物館になっていて、先史時代から鉄器時代くらいまでの発掘品などが多数展示されています。でも、城自体より、隣の庭園の公園とテラスからの眺めが気持ちよくて印象的でした。
パリ近郊の高級住宅地として人気があるようですが、やはりこの歴史に裏打ちされたテラスからの解放感あるれる展望が人気なのでは。