「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

サティシュ・クマールさん講演会

2007年05月04日 | Slow Life
すべては地球共同体の一員として、
エコロジーとスピリチュアリティの関係性の中に
持続可能で心豊かな社会の実現を説く
思想家サティシュ・クマールさんの講演会に出かけた。

Nature, Community, Spirituality の大切さを説く彼は、
3つのS=Soul, Soil, Society=が今後のキーワードとなると言う。

瞑想などにより心の修練・調和を重視し、
一人一人が他の人々や生物やとの共生を念頭におくことにより、
持続可能な世界が実現できるということのようだ。

彼の話は深遠で、簡単にまとめることは難しいが、
優しい言葉ながらも心に響く意味深いものであり、元気が湧いてくるものだった。
いくつか印象に残った言葉としては、以下のようなものが挙げられる。

資本主義は、人間・個人を中心とし、
自然の万物(Nature/Ecology)との関係性(interdependence/relationship)や、
精神世界(Soul/Spirituality)という側面を軽視してきた。

そのような資本主義やグローバリゼーションの歪みが明らかになってきた今、
ownership(所有)から relationoship(関係性)へ
quantity(量)から quality(質)へ
consumalism(消費)から creativity(創造)へ
と舵を切るべきである。

自分中心、個人優先ではなく、
日本にも根差す「おかげさまで」という発想こそが求められる。

世の中を変えていくには、政治家や実業家の力や権力によるのではなく、
民衆の声により彼らを動かしていくことだ。
そのためには、シンプルで素晴らしいモデルを示し、
一人一人がそれを実践して他人に伝え、動きを広めていくことだ。

結果を恐れず、自らが正しいと思うことをせよ。
人を信じ、自然を愛し、正しいと思うことを追求すれば、
力が湧き、結果もついてくる。
(Go with trust./ Love with courage. )

心の朝食として瞑想を行う際は、
手を合わせ、宇宙といのち(universe and life)に対し、
感謝の念を持って礼をしなさい。

合掌

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