「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

3.11から10年、欧州にて

2021年03月13日 | パリに暮らして~in paris

東日本大震災から10年後の3.11は、小春日和のパリで迎えました。パリ時間の朝7時前にNHKワールドをつけると、ちょうど日本は地震発生時刻の14:46を回ったところだったので、追悼式典が生中継されていて、急に震災のことが身近に思えました。

東日本大震災から10年ということは欧州各地のニュースでも報道されたほか、フランスのマクロン大統領は、「日本の復興の歩みに敬意を表する、日本の復興の歩みは、世界におけるコロナウイルスとの戦いに勇気を与えてくれる」というビデオメッセージを発表し、最後には「皆さんと一緒に、未来を」と日本語で呼びかける内容でなかなか見ごたえがあります。

https://twitter.com/ambafrancejp_jp/status/136990530043464499

もちろん、日本のみならずフランスの人々を勇気づける内容ではありますが、自分の国以外にこのように語り掛けるメッセージはなかなか日本の政治家には見られません。(前首相も時々やっていましたけど、私には胡散臭いパフォーマンスにしか見えません。)

他にも、Euronews Internationalは、福島の10年の復興の歩み、という特集を作成しています。いかに町が復興を遂げ、放射線の農産物への影響もなくなったか、というやけに一面的な内容だと思ったら…最後に日本の外務省協賛、と出てきました…。

https://www.euronews.com/2021/03/12/how-is-life-getting-back-to-normal-in-fukushima-10-years-after-the-disaster

(年度末で予算が余ったのか、最近やたら日本のPR的政府系の広告が多いなーとおもっていたところ)

 

BBCは、原発事故を起こした東電の経営陣は、予見できなかったとはいえ取りうる対策を怠ったと追及されている、街が再建されても戻らない人も多い、震災の廃棄物処理は2051年になっても終わらない、放射能汚染が完全になくなるのはまだ長い年月がかかる、今なお日本は9基の原発が稼働中ということを淡々とドキュメンタリーで伝えており、原子力災害の被害の大きさを考えさせられる内容です。

https://www.bbc.com/news/topics/c1yyg1pj9x3t/fukushima-nuclear-disaster

 

日本そして3.11がどのように世界から見られているかがわかります。



最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。