「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

ヨーロッパ文化遺産の日

2019年09月21日 | パリに暮らして~in paris

欧州各地の文化遺産が特別公開されたり無料で見学できたりするヨーロッパ文化遺産の日(通常9月の第三週の週末)、ということで、ステンドグラスが有名なサント・シャペルに行ってきました。

場所は、ノートルダム大聖堂などがあるシテ島、つまりパリのど真ん中。キリストが磔に処せられたときに被っていたという聖遺物を納めるために13世紀に造られたものです。壁を覆う一面のステンドグラスは、もちろん一つの窓ごとにキリスト教に関連する物語が描かれています。

敷地内に入る前も、敷地内で建物に入る前もそれぞれ10~15分ほど並びましたが、特にキリスト教徒の方にとっては、一見の価値があるんでしょうね。もちろん、私も、スゲーと写真を撮る程度に感動しました。

マリーアントワネットはじめ、フランス革命前後の囚人が捉えられていた、セーヌ川近くに建つ「コンシエルジェリー」も無料で見学できたので行ってみました。ここは、古代の宮殿があった場所で、のちに司法をつかさどる役所が置かれ、それが革命期に拘置所になったようです。

中に入ると、ひんやりとした石造りの重苦しい空間が歴史を物語るかのようです。

画像に含まれている可能性があるもの:室内

マリーアントワネットの遺物や革命時の様子を克明に描いた説明があったりして、フランス革命のことを少し勉強しなおそうという気になりました。

その後、15分弱歩いて、フランスに貢献した有名人が祀られているパンテオンへ(ギリシャ語の万神殿という意味)。昔の大聖堂を18世紀に国家の神殿へ改造した威容を誇る建物で、ルソーとか、エミール・ゾラとか、キュリー夫人などの墓所を間近に見ることができます。


Hotel de ville de Paris (パリ市庁舎)を見学

2019年09月21日 | パリに暮らして~in paris
9月第三週の土日はヨーロッパ文化遺産の日、ということで、欧州各地の文化財が特別公開されたり、無料で見学できたりします。
 
黄色いベスト運動でシャンゼリゼ通りやコンコルド広場は近づかないほうがいい、環境問題への行動を求めるデモもある、と言われていましたが、天気も良かったので様子を見ながら出かけてみました。
 
まずは普段公開されていないHotel de ville(パリ市庁舎)へ。普段は市長の執務室や議会、貴賓室に使われているようで、非公開なのですが、この日は入れるというので行ってみました。行列ができていましたが、15~20分くらいで中に入れました。 
 
↓ 中は宮殿のように豪華でで、教会のようにステンドグラスもあります。
 
↓ 天井にも絵が描かれ、シャンデリアもあり、豪邸のようです。


↓ この部屋の天井画は、フランスのシンボル、自由、平等、博愛を象徴しているとのこと。

↓ 図書館もあります。身分証を見せて登録カードを作れば、誰でも入れるようですが…なかなか気軽には入れませんね。

↓ こちらは議会が行われる場所。これも豪華ですね。

↓ こちらは市長のお部屋だそうです。割とシンプルで安心しました。
たっぷり、1時間ほども見学しました。
 
こんなに豪華に作らなくてもいいのに、と東洋の島国の庶民は思ってしまうのですが、
やはり、パリにふさわしい建物を、ということなんでしょうね。。。