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「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

片山津温泉から橋立へ

2013年10月06日 | 福井近県の旅

加賀四湯の一つ、片山津温泉は、柴山潟という湖のほとりにわき出た温泉で、湖を囲むように温泉旅館が10件余り立ち並んでいます。

湖を望む温泉街の一角に、ま新ガラス張りのオシャレな建物の街湯があり、湖を見ながら湯のほてりをさましつつ、お茶をすることができます。(ロケーションはいいのですが、席が空いているのに待たされるし、店員の愛想がなくて残念でしたが・・・)

 

温泉街の中心地には、湧いている温泉を各旅館に分配する湯配所があり、薬師如来も祀られているそうです。無料の足湯もこの隣にあります。

片山津温泉の建物は、結構年季が入っているものが多い印象。温泉街自体も、湖のほとりで開放的だからかもしれませんが、あまり店や人は多くなく、「にぎわい」という感じではありません。ただ、昔芸者さんがいたころに稽古場として使われていた検番が残っていて、和風のカフェや集会所として使われています。

 

芸者の置屋にあったと思われる、芸者の源氏名が書かれた赤と黒の出欠札や着物が往時を感じさせました。

 

そこから車で10分余り走ると、カニなどが水揚げされる橋立港へ。今は静かな港町ですが、江戸期から明治にかけては、北前船の寄港地として栄えたようで、巨万の富を築いた北前船主の館が数多く残り、重要伝統的建造物群保存地区として指定されています。

 

今はひっそりとしていますが、赤い瓦の大きな木造のおうちが落ち着いた風情で立ち並び、往時をしのびながら街歩きが楽しめる雰囲気です。