勝山左義長祭りに行きました。
左義長とは、正月の松飾りを燃やす「どんどやき」のことですが、勝山では、各町内のやぐらで赤襦袢を来た大人や子供が酔っぱらったような仕草(=「浮く」と言われます)で太鼓を打ち鳴らすことが二日間にわたって行われ、最終日の夜に、各町内から持ち寄らよられた松飾りが一斉に燃やされる「どんどやき」が盛大に行われます。
そのおどけた仕草で太鼓を打ち鳴らす独特の調子が「奇祭」と呼ばれ、10万人もの人出で賑わいます。この祭りのときは、普段は人気のない勝山の街も、12地区のやぐらを見て歩く人々でごった返します。また、通りに掲げられる、川柳と絵行燈も見物の一つです。
本町通りには、屋台も立ち並び大勢の人で賑わいます。中には、誰のか分からないブロマイドを売る平面パチンコ屋も・・・。懐かしい昭和の香りがします。
また勝山には、いくつか伝統的な古民家も建っていますが、その一つでは道行く人の休憩場所となり、立派な雛人形が飾られていました。
左義長が終わると、奥越前にも春が訪れます。