「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

六ヶ所村ラプソディー その後

2007年03月18日 | STOP 六ヶ所
昨年8月に観て感想を書いた
キュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー
の上映会と鎌仲監督の講演会が近所であったんで行って来た。

映画を観て思い立ち、昨年の10月にチョッとだけ現地を訪れたので、現地に対するいろんな思いもあって、食い入るように見入った。

映画の後の講演会で、鎌仲監督は、
「取材でイラクを訪れた時、
 劣化ウラン弾の被害かと思われる白血病患者が
 経済制裁で薬が手に入らず死んでいくのを眼前にした。
 このような『被爆』は、ヒロシマ、ナガサキだけではなく、
 大量の核のゴミを出している、
 電気を使う我々の生活にも関係している。
 私達の便利な生活が、そのゴミを押し付けて
 イラクの子供達を死に追いやっている」
という思いを抱き、被爆をテーマに『ヒバクシャ』、
『六ヶ所村ラプソディー』と映画を作ってきたらしい。
 
スロービジネススクールのMLでは、
「風評被害におびえる青森の生産者を知っているので、
 大々的に六ヶ所村の事実を人に知らせる運動には
 賛成できない」という議論も最近出ていた。

これについては、
「生産者も消費者も、スーパーなどに、
 青森産の野菜や海産物に、汚染レベルを数値化して
 開示するよう働きかけよう。安全、と言っているレベルを
 数値化するので、原燃や県も反対できないはず。
 消費者が流通相手に働きかけるのが一番効く」
と言っていた。

「結果が出るかどうか、で動くかどうか決めるのではなく、
 大事だ、と想えば動く。必死でもがけば、
 誰か手伝ってくれるかもしれないし、
 何か変わるかもしれない。
 動かなければ何も変わらない。」
という一言が印象的。
当たり前のことを目の前に突きつけられた気がした。