「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

自然観察指導員講習会

2005年08月09日 | Slow Life
相模原で行われた日本自然保護協会(NACS-J http://www.nacsj.or.jp/)が主催する自然観察指導員の講習会に参加した。これは、各地域でボランティアリーダーとして自然観察会を開き、自然を守る仲間をつくる「自然観察指導員」を育成するもの。

観察会の目的は、自然を観察するだけでなく、身近な自然に目を向けることを通じて自然を守るための意識を高め、具体的な行動に移す仲間を増やすこと。
この点、「少しづつでも自分にできることを」というナマケモノ倶楽部のハチドリ精神(http://www.sloth.gr.jp/top/top.html)に通じるものがあり、共感できる。

3日間の講習会は、相模原の自然や地形を活かした観察会や、自然保護についての講義を通じ、最終的には参加者自らミニ観察会を開くというもので、暑い中で結構中身の濃いものだった。

私が行ったミニ(擬似)観察会は、「自然に対して人間が影響を及ぼした例をフィールドで見つけ、その結果自然がどうなっているかを観察しましょう」というもの。頭で考えるよりも五感を生かしてもらうというのは思った以上に難しかったが、
「普段考えない視点を持った」
 「植物のキモチになってみた」
というコメントをいただき、ベンキョウになりました。。。

他の人の、特徴から木に名前をつける、紙でなぞって図鑑を作る、などのアクティビティも面白かった。

印象的だったのは、「何か得られればラッキーという」軽い気持ちで参加していた自分も、ぜひ今すぐにでも行動をという講師の方のお話を聞いて、「多少のお手伝い程度なら・・・」という気持ちになったこと。

性別・年齢・居住地も様々な参加者の方が、それぞれにご自身でいろんな活躍の場や積極性を持っていることも刺激的だった。私も少しでも行動に移さないと…。