ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

見えぬ物でもある

2013-07-20 19:27:06 | 逆襲の藤隆
私が幼い頃の心象風景として強く残っている話がある。
私は一切を其れを見たことがない。
「真冬に咲くひまわりがあって、それが咲くとき黄金のトンボが現れる」
という物語らしい。
其れを捕獲して天ぷらにすると、願いが叶うという。
盲目の人間も目が見えたとも伝えられている。
私は、この話題を聞いたことは聞いたけれども、上京するまでの年齢まで
その風景を見ることはなかった。
いつしか忘れていたけれども、後に私のヒット作につながる出世作をhitさせたとき
この話題を思い出した。以来その作品が最終回を迎えるまでどんなものか
考えついた。でも、小説の題材にはならなかった。
 でも、いつだったか。いつもみているドキュメンタリー番組で心にヒットしたものが
見つかった。
 中央アジアの現在べギルスタンといわれる国に栄えたトンガリ文明の美術を中心とした
文物を特集していたのだけれども、そのなかで古い墓から見つかったという
ブローチとして使われた工芸品が画面に映し出された。
大輪の花にトンボのような虫が重なって飛んでいるモチーフである。
もしかしたら、遠く中央アジアの人も黄金の極楽とんぼをみていたのか?
世界中多くの人が見ていたら面白いなと私は感じてしまった。
この被葬者も願いを叶えたのだろうか。
 私が、このドキュメンタリー番組をみた2~3日後であろうか。
近所で不思議な話題を聞いた。黄金に輝くクワガタをみたという話題を聞いた。
近くにある、近所の住民の守護神のような扱いをうけているお寺や神社の境内では
蜘蛛が黄金であったという。私は遠い記憶を思い出していた。
たしか、自分の生まれた街では黄金に輝くのはとんぼだったけな。
でも、とんぼってある歌手をして舌を出して笑っているから、願い事は叶えてくれるのかな
おわり

最新の画像もっと見る

コメントを投稿