ブルーシャムロック

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春に君と_03

2014-04-21 17:14:53 | 逆襲の藤隆
「あのー。」
私は旦那様の共同研究者氏に強い口調で問いかけた。
「雨宮撫子は私の母になってくれたかもしれない女性だった。だなんて
うわごとのように言っているのを能く聞きます。私はあなたの母親になることはできませ
ん。」
あまりにも彼の言い分が身勝手だったからだ。
彼は絶句していた。
「だけれども、もう一人の父親なのかもしれません。」
私はにこやかに答えた。
私はそのまま研究室を去った。
つづく
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