ブルーシャムロック

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ちむぐくる

2013-11-19 07:26:48 | 信・どんど晴れ
「それにしても、古い老舗旅館ですね。」
私、松本佳奈をある女将が徳之島の旅館にいきなり就職しろとかけろまとーの
私の実家に押しかけて、徳之島のここにこいと言ってくれた。
私は関東に戻って関東に就職することを考えていたが、
「お前はここがいい。」
と女将は言い張ったのだった。
「なんで私なんです ?]
私は女将に聞いてみた。
「その理由はいうな。」
私のルームメートの一人がビデオで借りてきてみていた映画で
東北のある町だか村で、娘がアイドルになるとかいって東京に出て行って
その十数年して孫娘を連れて帰ってきたという筋書きの企画をおもいだした。
「なんだか少し前はやった映画みたいですね。私がアイドルになるために出て行った
娘を押しとどめた母親の顔になっています。」
と冗談めかして言った。
「それのどこがいけない。東京にいってアイドルになれる訳じゃないと
あの映画を tv でみていて思ったよ。だから私だったら島のアイドルを無理に作るんだ。」
とやたら信念を込めた顔で言う。
「じゃあ、あの劇中で孫娘の親友の女の子が東京に出たいといっていたじゃないですか。」
という私の問いに、
「あのこも、島に押しとどめる。」
と言った。
この人やるきだよ。
私は思ったね。
ああ、今度旅館の他の日とのことを話そうと思うよ。
つづくかなぁ・・・。

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