ブルーシャムロック

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料金所待ち

2016-03-22 08:54:36 | 逆襲の藤隆
「もう、料金所だね。」
朝岡蓮次は助手席に座っている平賀知世に話しかけた。
後部座席には、遊びに来た日下部浩一郎と柿沼萌美が座っている。
今日、訪れた場所は横浜から高速を使っていく神奈川県の
県央地域にあるダム湖だった。後部座席に座っている
二人が楽しみにしている水泳場はなかったけれども。
「いい写真が撮れた ? 」
浩一郎君が蓮次に言う。
「どうだろうね。」
蓮次はそう返した。
助手席の知世が苦笑している。
程なくして数分して、 etc の現場までやって来る。
「通過しました。」
機械的な女性の声が聞こえる。
ゲートを通過したあとラジオからは桜の開花情報が聞こえてきた。
「まだ桜には早かったみたいね。」
萌美も少し残念そうにつぶやいた。
「また、来ればいいじゃない。」
知世もそう言う。
「三人を下ろしたら、僕は東横沿線の場所に歸るとしよう。」
と、蓮次はハンドルを握った。
おわり
コメント
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