ブルーシャムロック

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エスコートしている2人の男子

2015-12-18 12:23:35 | 逆襲の藤隆
「さあて、今日はどこに行こうかな.」
平賀知世は、2人の男子にエスコートされていた。恋人の浅岡蓮次はどうなったのだろうか。
「ねぇ。蓮次君は、あれでいいの。」
「蓮次君、今日はあれでいいんだよね。」
二人の女性に伴われていた。
一人は平賀知世をエスコートしている年長のバーミリオンの恋人であるマゼンタ。
もう一人は年少の日下部浩一郎の恋人である柿沼萌美である。
「いいんだ。知世にとって憧れの男性と一緒にいる時が彼女がいきいきして見える。
僕が一緒にいるのでは違った感じを彼ら二人から得ている。」
蓮次は軽く答えた。
女性2人はふーんと顔を見合わせた。
「もしかしたら、知世さんの一番好きな人って、親友の有村さんじゃないかな。」
柿沼萌美が言う。
「萌美ちゃん、なんてことを言うの.」
マゼンタの表情が曇った。
「もしかしたら、そうかもね。僕自身平賀知世という女性は両性愛者だから、
僕も同性の方も愛せるのかもしれない。最も、有村さんは彼女に恋愛感情がないから
よく、彼氏を連れてくるんだよね。僕としては負けるかもしれないけれども、
有村さんと彼女の関係を保っているバランサーとしては僕同様必要と彼もされている。」
蓮次は曇った笑いをした。
2月の桟橋は季節にしては温かい風が吹いている。
コメント
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