ブルーシャムロック

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1月のGriffin_7

2010-01-19 07:06:27 | 逆襲の藤隆
「貴殿の脚本はマニアックすぎる。」
そんなことを大親友が沢山いる人間に言われたことがある。
彼の腰巾着だったっけな。
まあ、お笑いだけの人間だから、そう言うのだろうな。
なぜ、単純化されたものじゃなければ物語じゃないんだろうか。
私は疑問を感じる。
今し方、図書館から借りてきた本である
「検事のゴミ」
を読みながら、考えていた。
人気のラノベSeriesで、品性最低の検事が空回り捜査をした跡、
事件を解決してしまうという空回り探偵ものである。
もしかしたら、これにヒントがあるかなと思っても居たが。
ないなあ・・・。
「馬鹿でもわかりやすく、あるいはベタ且つ解りやすいものか・・。」
画面を眺めながら、考えて、またキーボードを叩く。
昨日の練習場の下品な笑いを考えて、またキーボードを叩く。
「貴殿の酷い文章は、読む価値がない。プリントアウトして
読み返したらどうだ・・。」
どこぞの日本文学至上主義思想の徒の考えも過った。
誰に笑ってほしいのか泣いて欲しいのか?
そんなことは全く解らない。
でも、がむしゃらにキーボードを叩くだけなんだよ。
日本至上主義者さん、私は自分の爲に、思ったことを執筆しているだけ。
もし、助けてくれるならば誰が助けてくれるのだろうか?
夜が明けた。
體が元気なようだ・・・。
これを出版社に持って行こうか・・。
もし、自分を助けてくれたのは8月のライオンじゃなくて、
1月のGriffinかな。
Griffinって架空の生き物だっけ。
昔極楽蜻蛉という生き物がいたことを思い出した・・・。
これを食べると、願いが叶うみたいだけれども、
助けてくれるかな。箱詰めの電車の中で私は考えていた。
出版社のある驛にはき出されるように私は降りた。
これで、コンプレックスに悩まされることもない。
おわり


コメント
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