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1906年製のアメリカ陸軍戦闘糧食(レーション)を開梱、試食してみた

2020年07月29日 | 世界びっくりニュース
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1906年の米陸軍戦闘糧食
100年以上前の戦闘糧食を試食 image credit: youtube

 劣悪な環境での輸送に堪え得る保存性と、摂取カロリー量の確保を至上目的とした軍事配給食品「レーション(戦闘糧食)」は、主食やメインディッシュ、デザートなどがひとつのパッケージにまとめられた「コンバット・レーション」と呼ばれ、何年にもわたり配給されてきた軍非常食だ。

 自称「配給食品への情熱を持つ」ドキュメンタリー作家スティーヴ・トーマスさんは、これまでにもレーションの試食をYouTubeでシェアしているが、今回100年以上も前の真空密閉されたレーションの開梱を行い、試食した様子を公開した。


1906 US Army Emergency Ration Preserved Survival Food Testing 24 Hour MRE Review

1906年の米陸軍緊急配給保存食品を開梱


 1906年に真空密封された米軍の緊急配給保存食、レーション(戦闘糧食)の驚くべきセットを発見したドキュメンタリー作家のスティーヴ・トーマスさんは、114年前の缶詰の中身がどのように保存されているかを動画で公開した。

 トーマスさんは、ブリキの缶の中に入っていたペミカンとチョコレートを皿に開けた。

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image credit: youtube

 ペミカンは、加熱溶解した動物性脂肪に粉砕した干し肉やドライフルーツなどを混ぜ、密封して固めることで保存性を高めた食品だが、現在でこそ味の改良がなされているものの、1900年代初期の軍用糧食としてのペミカンは、あまり味は期待できなかったという説がある。

 しかしながら、開封した中身のペミカンは、非常にいい状態で保存されていたようだ。トーマスさんは、「世界で最も先進的なパッケージ加工食品」と話している。

 缶に入ったパウダー状のようなチョコレートも真空密封されており、100年を超えた「時」という試練に実によく耐え続けたことがわかる。

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image credit: youtube

保存食を様々な方法で試食


 トーマスさんは、これら保存食を缶から取り出し、生で試食。

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image credit: youtube

 更には、鍋で似てお粥に似たものを作ってみたり、

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image credit: youtube

ホットチョコレートを作ってみたり、

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image credit: youtube

ペミカンをフライパンで調理してみたりして、数日間試食を続けてみた。

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image credit: youtube

 数日間、100年以上前のレーションを調理して試食したトーマスさんは、特に体調を崩すなどの問題に見舞われることはなかった。

 ただ、調理の仕方によってはあまり良いにおいを発さず、特にお粥にした場合は、ある程度煮込んでも硬く、食べ続けることを躊躇ったようだ。

 最終的な感想のまとめとしては「食べれられないことはなく、悪くはない」ということだ。

 なお、栄養補給を主として作られているレーションは、特にストレスが溜まりやすい戦場では、兵士の士気を高めるためにも、その昔は重要な“娯楽”として認められていたようだ。

written by Scarlet /

☆今の軍隊の食べ物はめちゃ美味いらしいやんケ!

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