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世界中からシャーマンが結集して行われる古来から伝わる伝統の儀式「13人のシャーマンの呼び声」

2016年03月16日 | 世界びっくりニュース
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 シャーマンは、トランス状態に入って超自然的存在(霊、神霊、精霊、死霊など)と交信する現象を起こすとされる人物のことである。

 21世紀の今も、超自然的存在と交信を続けるシャーマンたちは世界中に存在する。そんな彼らが年に1度、アジア大陸の中心地であるトゥヴァ共和国に集まるという。

 霊的な力を溜めるために有史以前から続いてきた、伝統の儀式「13人のシャーマンの呼び声」の様子が、この度インターネット上で公開された。

The Call of 13 shamans TUVA 2014


 「13人のシャーマンの呼び声」を執り行う日は定まっていない。それはシャーマンたちが幻視する宇宙の周期によって年ごとに決定されることになっている。しかし、開催場所は世界にたった1カ所、アジア大陸の中心であるシベリア連邦管区、トゥヴァ共和国の僻地となっている。ここはいわゆるパワースポットで、祭事は4日間に渡り開かれる。

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 内容は、喉歌(のどうた:喉に声を詰めて震わせることでノイズの混じった笛のような音を鳴らす発声法)、舞踊、打楽器の演奏、瞑想等だ。これらは霊的精神を研ぎ澄ませたり、世界の平和と安定を祈念するために行われる。

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 「13人のシャーマンの呼び声」の名前どおり、メキシコ、モンゴル、グリーンランド、ロシア、韓国など、13ヵ国から集まった霊的な指導者が13人参加する。

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 シャーマンはしばしばトランス状態(非日常的な意識になっている状態)に入る。これにより彼らは神霊と繋がり、予言や治癒の儀式を行うという。起源は有史以前に遡る。

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 下の写真のシャーマンは神聖な祭事を始めるために他のシャーマンとは別の場所で儀式を行っている。

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 色彩豊かな服を着て、種のようなものを空中に蒔くのも儀式の一環。

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 シャーマンのひとりがドラムを叩いている。世界各地から集まっているだけあり、ドラムの形状もそれぞれ異なる。なお彼らはこの祭事に弟子を連れて訪れる。

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 物語の紡ぎ手兼ドラム歌手、ヒヴシュ(Hivshu)も「13人のシャーマン」のメンバーの一人だ。グリーンランドからやって来た。名前は「北極の声」の意。「全ては生であり、生は全てである」という歌詞を歌っている。

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 相手の肩に腕を回し、飲み物を飲ませる儀式。

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 独特のローブと衣服をまとい、ドラムをたたく三人のシャーマン。

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 男性が三人、地に膝を付けている。背景には広く荒涼としたアジアの中心地の風景が広がる。

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 彼らの霊魂に対する考え方はアメリカ先住民族と似た所が多いと指摘されてきたが、近頃DNA調査によって、彼らシャーマンとアメリカ先住民族は共通の祖先を持つことが判明した。彼らの祖先は1万3千~4千年前に各地方に分散、シャーマニズムはアジアから海を越えアメリカ大陸にまで渡った。

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 時代が下り20世紀になると、アメリカ先住民族が信仰していた思想は、アメリカ合衆国という近代社会に影響を与えることになる。ここに映された儀式には、現代社会の原初の信仰が映されているのかもしれない。

via:Summoning the spirits of their ancestors

☆こいつら、マジで素面でやっとんのかいな!

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