
これまでもNASAが一度行ったら戻れない、切ない片道切符の火星移住化プロジェクト計画を立ち上げ話題となっていたが、この度オランダの民間ベンチャー企業が、火星への移住計画を立ち上げ、2023年までには宇宙飛行士を送り込み、2033年には、20人以上が火星で居住できる環境を整えるという「マーズワン・プロジェクト」の全貌を明らかにした。
ソース:Mars Colonization Mission Will Happen Live on Reality TV | Popular Science
この民間ベンチャー企業「Mars One」は、オランダのエネルギー関連会社の元経営者で研究者だったバス・ランズドープ氏と、ドイツの企業と共同で設立したもの。トータルコストは6億ドルと推定されているが、既に多くの企業やメディアから資金調達を得ているという。
Mars One introduction film (updated version)
公式サイトに公開されている火星移住までのタイムライン(ロードマップ)は以下の通りだ。
2011年 火星移住化プロジェクト発足
移住を可能にする条件の洗い出し、このプロジェクトの実行が可能であることを検証。

2013年 宇宙飛行士の選定を開始
23年から2年ごとに火星へ人材を移送する為、40名の宇宙飛行士を選定、育成。砂漠に移住基地のレプリカを作成し、スタッフのトレーニングや、実際に必要な装備の準備を開始する。

2014年 火星探査機・通信衛星の製作
物資の輸送ミッションの準備に入る

2016年 火星通信衛星発射!
火星通信衛星に1月に飛ばし、10月に軌道上へ。

2018年、火星探査機を発射
移住可能地域の調査を開始。この様子は通信衛星を通して地球へストリーミング放送される。

2021年 移住準備完了
火星移住に必要な機材、物資の配送が完了。居住ユニット、生命維持ユニット、電源供給システムなどが2回に分けて送り込まれる。

2022年 宇宙飛行士が火星に向けて出発
水や酸素の準備を前半までに整わせ、9月14日にいよいよ4人の宇宙飛行士が火星に送り込まれる。10ヵ月後に到着を予定している。

2023年 宇宙飛行士が火星到着
8月、4人の宇宙飛行士が火星に到着。太陽光発電パネルを展開し電源システムを完成させ、いよいよ人間による火星探索が始まる。

2025年 宇宙飛行士の第二陣が到着
6月に新たなる宇宙飛行士たちが到着予定。コロニーは着々とい住環境が整えられていく。

そして2033年。火星上に20人の人類が生活することとなるだろう。
その全貌は公式サイトで
【Home - Mars One】

関連動画:NASA 火星移住計画――人類の夢はかなうのか
☆アバターみたいな遺伝子操作した肉体が行くことになるやろなぁ!