警察が公開したコケ男の写真
［米オレゴン州ヒルズバロ 15日 AP］博物館に何者かが侵入しようとした形跡があったため警察官が捜査していたところ、連れてきた警察犬が地面に噛みついたという。その“地面”からなぜか叫び声が上がった時、周囲にいた警察官らは全員驚いてしまったそうだ。
コケに酷似したカモフラージュ用の衣服を着て隠れていたのは“コケ男（モス・マン）”と今では呼ばれるようになった男で、その正体はポートランド在住のグレゴリー・リアスコス（36）。
博 物館から盗まれた物はないが、通称“コケ男”は数日前に博物館の建物の壁にこっそり穴を開けていたことがその後の調べで分かったという。この穴を発見した 関係者が安全のため博物館にセキュリティー装置を設置しておいたところ、木曜日の早朝にアラームが鳴り響くこととなった。
現場には犯人の物と見られる自転車とバックパックが残されており、駆けつけた警察がその臭いを手かがりに警察犬で追跡を続けたところ、博物館から半マイルほど離れた森の中に入っていったという。
デ ビッド・トンプソン巡査部長は当時の様子について、「地面のある一部分に警察犬が異様に興味を持ったのです。警察犬が噛みついたところ、痛さで叫び声が上 がったというわけです」とコメント。トンプソン氏も含め、そこにカモフラージュスーツを着た人が寝そべっていたことに全員がその時初めて気付いたという。
男が着ていたのはギリースーツと呼ばれる衣装で、スナイパーなどが身を隠すために利用するものだった。リアスコスは住居侵入窃盗と器物損壊の容疑に問われており、郡の刑務所に拘置されている。
☆ギリースーツってどこで買えるんやろ？