R6.8.20Web医事新報「【識者の眼】「健康とウェルビーイングのためのセルフケアの時代」中村安秀(公益社団法人日本WHO協会理事長)」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24907)の「今後の日本の保健医療システムに必要なのは、健康とウェルビーイングをめざすためのセルフケアを支援できる体制づくりである」に賛同する方が少なくないかもしれない。但し、R6.8.20Web医事新報「【識者の眼】「健康とウェルビーイングのためのセルフケアの時代」中村安秀(公益社団法人日本WHO協会理事長)」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24907)の「自分で管理(自己治療、自己投薬など)し、自分で検査(家庭用検査キットなど)し、自己の気づきを高める(自助、自己学習、自己効力感、自己決定権など)」が強調しずぎてはいけないように感じる。例えば、我が国では、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00424.html)のR4.8.2「限りある医療資源を有効活⽤するための医療機関受診及び救急⾞利⽤に関する4学会声明 〜新型コロナウイルスにかかったかも︖と思った時にどうすればよいのか〜」(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000972886.pdf)p1「症状が軽い場合は,65歳未満で基礎疾患や妊娠がなければ,あわてて検査や受診をする必要はありません.」と受診抑制が徹底して要請されてきたが、「生活と支え合いに関する調査(旧:社会保障実態調査)」(https://www.ipss.go.jp/site-ad/index_Japanese/ss-seikatsu-index.html)の2022調査結果(https://www.ipss.go.jp/ss-seikatsu/j/2022/SSPL2022_gaiyo/SSPL2022_gaiyo15.pdf)p165「受診や治療が必要と思われる病気やけがをした際に実際に必要な受診、治療をしなかった者は前回調査よりも2.0%ポイント増加していた。」がさらに跳ね上がらないとも限らない。セルフケアは受診抑制ではない。
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