保健福祉の現場から

感じるままに

コロナ後遺症問題と治療薬大量廃棄

2024年08月21日 | Weblog
R6.8.21読売「コロナ後遺症患者5割が退職や休職、回復時期見通せない不安・職場の無理解…岡山大調査」(https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240821-OYT1T50067/)。

「コロナ後遺症」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html)に関して、R6.8.20sirabee「後を絶たない“コロナ後遺症”で東京都も患者支援 大空幸星は「抑うつがずっと出てくるっていう方も」」(https://sirabee.com/2024/08/20/20163330966/)の「現場の医師によると、後遺症を訴える患者は一向に減る様子が無い」に目がとまった。R6.8.5保健指導リソースガイド「コロナ後遺症で54%に就労への影響が 経済状況や生活の質に影響 職場の理解が必要」(https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2024/013263.php)が出ているが、R6.7.1共同「日常生活への影響深刻、8.5% コロナ後遺症の患者、半年後に」(https://www.47news.jp/11135772.html)はオミクロン株移行の調査であることは認識したい。東京都「新型コロナ後遺症ポータル」(https://www.corona-kouisyou.metro.tokyo.lg.jp/)のような専用サイトを設ける自治体もみられる。さて、R6.7.31日刊ゲンダイ「コロナ治療薬は公的支援なし、高額だと3万円…それでも飲むべき理由 感染症の専門家が指摘」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358339/)では「早期に治療薬を飲んだ人は倦怠感などのコロナによる後遺症が出にくいというデータがあり、こうした予防効果も期待できます。」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/358339/2)とあるが、「新型コロナウイルス感染症に関する令和6年4月以降の対応について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/00003.html)のR6.3.5「新型コロナウイルス感染症 令和6年4月からの治療薬の費用」(https://www.mhlw.go.jp/content/001219096.pdf)について、R6.8.2東京「お金持ちだけが医療を受けられる?…コロナが流行ってるけど治療薬はこんなに高い 「いのちの格差」実態は」(https://www.tokyo-np.co.jp/article/344554)、R6.7.22四国新聞「新型コロナ、8~9月に流行拡大/有識者、治療費軽減を要望」(https://www.shikoku-np.co.jp/national/medical_health/20240722000511)、R6.7.16tokyoheadline「都医師会・尾﨑会長、新型コロナ感染増に懸念「せめて夏場だけでも自己負担の軽減を」」(https://www.tokyoheadline.com/760923/)等が報じられている。一方で、R6.7.24「新型コロナウイルス感染症治療薬開発の振り返り等について」(https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001279161.pdf)p4「一般流通されている新型コロナの抗ウイルス薬の国における保有の取扱いについて⇒不測の事態に備えた保管を継続し、使用期限が到来したものは順次廃棄。」が注目される。R6.5.25朝日「「活用模索したが…」 国が買った新型コロナ飲み薬8割廃棄の可能性」(https://www.asahi.com/articles/ASS5T22QMS5TUTFL017M.html?iref=pc_apital_top)では「国はゾコーバを2022年11月に100万人分、さらに翌月に100万人分を購入した。このうち、使用するために医療機関に配分されたのは約23万人分(11・5%)にとどまる。ラゲブリオは購入が160万人分で、医療機関への配分は約82万人分(51・3%)。パキロビッドパックは購入が200万人分で、医療機関への配分と不備があった製品との入れ替え分で合わせて約25万人分(12・5%)」とあり、R6.6.24日経「国のコロナ薬、430万人分が未使用 期限切れなら廃棄へ」(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA068NV0W4A600C2000000/)では「未使用分の内訳は、ゾコーバは購入した200万人分中約177万人分、ラゲブリオは160万人分中約78万人分、パキロビッドは200万人分中約175万人分だった。現在の1人あたりの薬価をもとに単純計算すると、未使用分は全部で3000億円を超える。」とある。まさか、“貧乏人に投薬するよりも廃棄の方がマシ”というわけではないであろうが、「コロナ後遺症」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html)対策を積極的に打ち出せないものであろうか。
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