保健福祉の現場から

感じるままに

健康日本21

2005年08月31日 | Weblog
平成12年度から健康日本21(21世紀における国民健康づくり運動http: //www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/top.html)が展開されている。現在中間とりまとめ(http: //www.mhlw.go.jp/shingi/2005/07/dl/s0729-11c.pdf)が行われ、70項目の目標の中から21の代表目標を選定し、今後都道府県健康増進計画を見直しするという。2006年医療制度改革において、医療費適正化策として生活習慣病対策がますます強調される。制度的な見直しとして、都道府県単位の医療保険者再編も予定されており、健康増進計画が脚光を浴びるはずである。しかし、不思議なのは、詳細な目標値の設定はありながら、基本理念である「壮年死亡の減少」と「健康寿命の延伸」に関する目標設定がないことである。都道府県別のこの2つのデータ公表はかなりインパクトがあるはずである。政府や学者による様々な調査・分析による個々の目標値があまりよくなくても、最終的にこの2つの指標がよければよいではないか。ところで、健康日本21は国民にはどれくらい浸透しているのであろうか。

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