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投票することが民主主義?

2024年02月08日 17時22分17秒 | Weblog

 盛山文科相の答弁が注目されている。「記憶に無い」と言っていたが、統一教会の幹部との写真を見せられると、「うすうす思い出して来た」と言う。教団との選挙協力の証である「推薦確認書に署名したのか」と問われると、「サインしたかも知れない。よく覚えていない」と答えている。

 「灘高から東大に入った秀才なのに」と、バラエティー番組でも笑いものになっていた。盛山文科相は私よりも若いから、まだ健忘症にはなっていないだろう。私は近頃、物忘れが多い。テレビで名所旧跡が出て来たり、街並みが写されたりすると、カミさんは「ここ、行ったよね」と言う。

 「そうか、いつ?」などと聞こうものなら、「えっ、どうして、忘れちゃうの。子どもたちを連れて行ったのに」とか、「みんなで行った所なのに、覚えていないの」と叱られる。念の為にと思って、アルバムを持ち出して写真を探すと、確かに出かけている。カミさんは現地の様子ばかりか、出かけるいきさつも、よく覚えている。

 盛山文科相のいい加減な答弁に、腹を立てるはず統一教会の動きが、全くニュースにならないのは不思議だ。「推薦確認書」には、LGBTや同性婚の合法化に反対もしくは慎重に対処するとあったはずだ。けれど、盛山文科相は自民党の方針に従って推進している。約束を反故にされても、盛山文科相に抗議もせず、自民党を応援する統一教会とは何なのだろう。

 自民党の政治資金パーティーに出席し、金銭的にも応援した企業や個人は、その金が政治家個人の隠し金になっていても、決して文句も抗議もしない。私腹を肥やそうと、自分たちのために働いてくれればいいのだ。統一教会もそんなものだろう。有権者もまた、理想論を述べる政治家よりも、自分たちに利益をもたらす政治家を応援するのだから。

 学校で、「みんなが投票することが民主主義」と、教えて来たことのツケだ。何を考え、何を話し合うのか、その学習が欠落していた。


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