友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

ふたりの性格の違いを再確認する

2022年11月16日 18時15分25秒 | Weblog

 「市役所に届けるものがあるから、その後、あなたが見たいと言っていた美術館巡りをしない」と、カミさんが言う。こんなに天気が良い日は、家に閉じこもっているより外へ出かけた方がいい。

 市役所の北側駐車場は満車だった。玄関でカミさんを降ろして、ぐるりと南側駐車場へ回って探す。丁度、1台空いたのでそこに駐車した。ここではカミさんが気が付かないだろうと思い、車を降りようとして慌てた。カギはカミさんが持っているのでロックできない。

 カミさんは用事を済ませて出てきても、車が見当たらないから右往左往するだろう。急いで降ろした玄関ロビーに行ってみたが居ない。すぐに終わると言っていたが、おしゃべりでもしているのか、そう思ってロビーでウロウロして待った。

 30分過ぎてもまだ出てこない。1時間経ってケイタイに電話してみた。会議中だったら悪いと思い、短めに切った。1時間10分経ち、いくら何でも遅すぎる。今度は長く呼び出したが、「お出になりません」となる。

 いったいどうしたのかと、待っているとケイタイが鳴った。「もしもし、どこにいる?」とカミさんの声。「こちらが聞きたいよ」と問い返すと、「車の中」と答える。カミさんは「車が無いので本屋にでも行ったのかと思い、本屋まで探しに行った。どうして駐車場で待っててくれないの」と怒る。

 「市役所の隣の喫茶店にいるのかと探していたら、車が止まっていたので、中を見たら、あなたが居なくて私の袋が置いてある。中にカギもケイタイも入っていたよ。本当にもう疲れちゃった」と怒りをぶつけてくる。

 稲沢市荻須記念美術館へ着くまで、カミさんとは話もしたくなかった。美術館で開催されている「藤島武二スケッチ百花」を見て、隣接する広い公園を散歩した。森の中でたくさんの鳥の声を聞く。青い空に黄色くなったメタセコイアがきれいだった(写真)。気分も晴れ、次の一宮市三岸記念美術館へ向かった。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« みんな一緒は幻想なのかも知... | トップ | その過程で大切なのは個人の... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事