友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

選挙の結果は

2007年04月09日 19時41分25秒 | Weblog
 選挙の結果はよくなかった。
 東京都知事選挙では開票前から、石原氏が当選と出た。ビックリである。今朝の新聞を見れば浅野氏に110万票の大差をつけている。石原氏のような怪物と戦うためには、それらしい人の方が適している。民主党が初めから菅氏を前面に押し出していたなら、ひょっとしたらもっと票はあったかもしれない。あるいは党外からなら、筑紫氏ではなくてフジテレビ「とくダネ」の小倉氏を担ぎ出していれば、民主党が勝てたかもしれない。

 浅野氏の敗因は前にも書いたが、彼が選挙を知っている官僚だったことだ。民主党から要請された時は考え込むポーズで世間を引きつけようとし、何かと小手先の策が多すぎた。極めつけはオリンピック誘致問題で、自分の態度を示さなかった。それがいつの間にかオリンピック反対になっていた。要するに世間が期待する人物像ではなかった。

 政令指定都市での市議選挙や県議選挙で、民主党は大いに面目を保ったのかもしれない。私の知る人たちも何人かは当選した。しかし、無党派で戦った人たちは当選できなかった。世間は、政治の腐敗や不信に憤りや腹立ちを感じているが、だからといってその怒りを受け止めてくれるものが見えてこないのだと思う。私自身は無党派・市民派こそがその役割を担うと考えているが、そういう存在感を示し得ていない。民主党はますます自民党寄りの政党となっていくだろうから、その時もう一度政界の再編が来るだろう。

 政党が政策集団であるなら、それぞれが党のスタンスをはっきり見せるべきだ。まず、世界平和の実現に向けてどのように取り組むのか、そこに至る過程の国家としての国の在り方を語るべきだ。その点で一致した人たちで政党を創るべきで、既成の政党によりすがっているうちは今と少しも変らないだろう。若い人たちが私たち年寄りよりも保守的という皮肉な現実だが、これもまた私たちの世代が生み出したものだ。子は必ず親よりも新しい時代を生きているのだから、彼らの保守性こそが新しい時代の鍵なのかもしれない。私はちょっと耐えられないが。
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