早朝はまだ我慢できたが、次第に蒸し暑さを感じるようになった。「そろそろエアコンを点けた方がいいのでは?」と言うと、珍しくカミさんも「そうしましょう」と答える。眼科に行く時も「このまま、点けておきましょう」と日頃に無いことを言う。
外に出ると、ムッとした暑さだ。朝のうちに、花に水を遣っておいてよかった。眼科の先生は「順調に回復しています。次は7月3日に見せてください」と言う。待ち時間も余りなく、すぐに終わったのでどこか行くかと思ったが、カミさんは「すぐ、帰りましょう」と車を動かす。
テレビを見ていたら、「名古屋市の広沢市長が倒れた」と報じていた。会見中に目がうつろになり、そのまま前のめりにゆっくり倒れたと言う。熱中症かとか、脳梗塞かとか言われていたが、強いストレスで血圧が一時的に下がったのではないかと、医師の意見が添えられていた。
何の会見だったかを聞いて納得した。連日取り上げられている名古屋市の、小学校の教師による女子児童の盗撮について、見解と対策を求められていたからだ。別のチャンネルでは、コメンテーターが「教師の品格を調べるべきだ」と主張していた。
確かに、ある小学校で、授業中の先生の机の引き出しを調べていた人がいた。その先生は出世し、自慢気にそんな話を聞かせてくれた。「教員に採用する前に、趣向とかを調査出来ないのか」とまで言う。それでは思想・信条の調査では無いか。
女子児童の盗撮は卑劣で許されないが、それを防止するには、先生たちの倫理観を高めることが大事だ。「先生を信用してはダメ」と娘に教えていると言う母親もいたが、信頼が無くては教育は成り立たないだろう。
ヘンな世の中になったものだ。暑さのせいで、みんな可笑しくなっている。互いが信頼できてこそ、夫婦であり、家族である。そんな親しい間柄なのに、殺人事件が起きるのはどうしてだろう。私が甘いのか?
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