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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

その時はその時さ

2025年04月09日 18時15分30秒 | Weblog

 暖かくて穏やかな日、ルーフバルコニーでの作業がしたかったけれど、カミさんが「一緒に行って」と言う。今日はCT検査の結果を医師から告げられるので、かなり緊張している。即入院とか余命3ケ月とか、最悪のことばかり考えている。

 一緒に行って医師の話をふたりで聞けば、きっと落ち着くことだろう。私は何を言われても、その時はその時さと思っていたが、カミさんが心配しているのに知らん顔も出来ず、最悪の事態のことだけは考えておこうと一緒に診察室に入った。

 担当の医師は若い人で、「CTの映像からは何とも言えない。胸のこの部分の細胞を採取して調べることは出来るが、全身麻酔になるので身体にはかなりの負担になる。大きくはなっていないので、定期的にCT検査して様子を見ることが良いかと思う」と、言われる。

 医師の話では、ガンの可能性は無い訳では無いが、高齢者にはよくある症状でもあり、緊急に手術をしなければならない状態では無いようだ。手術を受ければ100歳まで生きられるとしても、それで確実に幸せになれる訳でもないのなら、80歳まで生きてきたのだから充分な気がする。

 「普通に生活してもいいですよ」と言われ、カミさんは俄然元気になった。「高島屋で何か食べて行こう」と言うので、今日は電車で来てよかった。13階の『なだ万』で「いろどり膳」をいただく。大きく開かれたガラス窓から鈴鹿の山々が見える。

 先付けの紙敷に桜が描かれていて、春の気分を味わえる。そこに芭蕉の俳句、「しばらくは 花の上なる 月夜かな」と、達筆で書かれていたので頂いて来た(写真)。久しぶりに駅前を歩いたが、若い女性たちの姿はすっかり春模様になっていた。

 トランプ大統領の関税で、これからどうなっていくのかと思っていたが、街に溢れる人々を見ると、不安などは無いようだ。それとも皆、その時はその時さと思っているのだろうか。


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