友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

クリスマスの夜は都心で食事

2016年12月26日 17時54分58秒 | Weblog

 クリスマスの都心はさすが人が多かった。若い女の子の中にはサンタ風の衣装を着た子もいる。カップルが多いのかと思ったが、意外にそうでもない。もちろんカップルは本当に幸せそうであるし、華やかな感じもする。でもよく観察すれば、中年から老人のカップルもいる。クリスマスの夜だから、どこかで美味しいものでも食べようという人たちなのだろう。

 二科展を見て、古い友人が開いている個展を見てきた。友人と言っても、私が高校に勤めていた時、わずか1年だけ一緒に勤めた3歳年上の先輩である。住まいが同じ団地だったこともあり、スバル360にカミさんと3人乗って出勤した。1年後、普通高校の美術科の教員として転校されてしまったので、一体何があったのか私には不可解だった。

 とても強烈な存在感のある人で、1年であったにもかかわらず多くの生徒から慕われ、しかもなお続いている。私もいろんな面で影響を受けた。美術教師は画家のウエートの人と教師のウエートの人がいるが、先生は画家として名声を得ていた。イタリアのフィレンツェに留学されていたこともあって描かれる絵は私好みで、テーマも技法も私を震撼させた。

 展覧会の作品は「年代を追って展示している」と言われて眺め返してみると、やっぱり最近のものは素晴らしく極致の作と思われる。私がどんなに努力しても、もう追い付けそうにない。それでも先生はこれから画業に専念すると言われる。果てしない情熱はいったいどこから生まれてくるのかと、50年ほど前に感じた刺激を思い出した。

 神様は人それぞれに人生を与えられた。それが何であるのか、人は求め続けて生きていく。神様は公平な方なので、それぞれの人生に差などはない。私には私なりの人生の意味が存在するだろう。不満に思ったことも恨んだこともない。終わってみなければ分かるはずもない。今年も残り5日になった。早すぎると感じるのは歳のせいのようだ。


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