友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

新たな文化へと発展していく

2023年11月16日 17時21分59秒 | Weblog

 小学校の運動場から、子どもたちの元気な声が聞こえてくる。「リベンジ、リベンジ」と叫んでいる。一瞬、何を復讐するのかと思ったが、プロ野球の日本シリーズでも「リベンジ」という言葉が使われていたように、雪辱を晴らすというより、再挑戦の意味で使っている。

 すると、「レクチャーしてやろうか」と言う子がいた。もちろん、講義などという意味ではなく、「教えようか」という程度で使っている。私が中学生の時、野球部の練習を見ていたら、「ドンマイ、ドンマイ」というのを聞いた。

 友だちに、「それって何?」と尋ねると、「ドントマインドのこと」と教えてくれた。時代によって使われる言葉が替るのは仕方ないが、現在は昔に比べて横文字が多い。横文字言葉は、テレビや新聞でも普通に使われている。

 それだけ世界は狭くなっているのかも知れない。そうであるのなら、どうして外来種を悪魔のように扱うのだろう。在来種が危機になるからと、外来種の撤去が呼びかけられている。そんなに他の種と交わらないことが、大切なこととは思えない。

 だって、人間も動物も安住の地を求めて移動してきた。植物だって、何かをきっかけに移ることもあった。それが地球の歴史だったのに、外来種の到来を忌み嫌うのはおかしい。むしろ、他と交わることで成長してきたはずだ。

 外来の言葉は、私のような高齢者はなかなか理解できない。昨日のブログで取り上げた金原ひとみさんのエッセイにも、「ワンオペ」という言葉があった。ひとりですべての作業を行うことを意味するようで、ワンオペ育児とかワンオペコンビニとか、問題視されている。

 もうひとつ、「ペルソナ」という言葉も出て来た。「ペルソナ」は古典劇で役者が用いた仮面だが、哲学的な使われ方をしていて、仮面に自分が縛られている状態を示しているようだ。自分が定義した、男とか女から抜け出せないというように。

 言葉の乱れを心配する声もあるが、混乱は次へとつながると私は思っている。新たな文化へと発展していくことだろう。「リベンジ、リベンジ」。今日は待っていた「ボジョレーヌーヴォー」が届いた。今夜はワインでバンザイ!!

コメント (2)
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