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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

出来ることを出来るようにやるしかない

2022年06月16日 17時42分10秒 | Weblog

 東海地方も梅雨入りし、どんよりとした曇り空だ。暑くも寒くもないから丁度よいのに、何となくボンヤリと過ごしている。格別にやることがないのは困ったものだ。卒業生が『同級生新聞』に絵を載せているので、私もやってみたかったが、利き手の右の手首と親指の付け根がしばらくすると痛くなった。

 歳は取りたくないとは誰でも思うが、決して止めることは出来ないから、うまく付き合っていくしかない。私が住むこのマンションも入居当時は30代や40代の働き盛りだったが、今では老夫婦で暮らしているかあるいは相方に先立たれひとりで暮らしている。子どもと同居のケースは少なく、子どもと連絡がつかない人もいるようだ。

 若い時は孤独などとは無縁でフル回転で働き続けてきて、老いた今になって、気が付いてみたら周りに話せる相手がいない。高く評価されてきた人も、今ではただの老人に過ぎない。働き盛りの時に、どんなに高額な契約を次々と成功させてきた人も、そんな功績を評価する人もいなければ知る人もいない。

 認められることが生き甲斐であったのに、今では存在すら忘れられようとしている。私の孫たちは頑張り屋さんで、クラスの当番や児童会・生徒会の役員に立候補したり、ピアノの発表会で腕前を披露したりと活躍している。目立ちたいと言うより、認めてもらいたいのだろう。頑張るだけでも立派なことだ。

 頑張ったことが成果として実を結ぶなら、やった甲斐があったというものだ。難しいのはどんなに頑張っても結果が出なかった時だ。本人も自分の持てる力のすべてを出し切ったのに、自分も周りも結果だけを見て判断してしまい、報われない時もある。「よくやったね。次も頑張ろうね」と、なかなか言えない。

 人生は長い。もう先が無いと気づいたのに、何も出来ていない。次に頑張るものが無い。でも、頑張ってきたのだから、それでいい。今、出来ることを出来るようにやるしかない。それが人生と気づくことが出来た。

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