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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

初めてタッチパネルで注文する

2020年11月21日 17時22分51秒 | Weblog

 結局、守山区での井戸掘りは成功せず、今日の午前に撤退のため、道具類を引き取りに行った。依頼主は息子たちと一緒に、今後も井戸掘りをする意向なので、どのように井戸を掘ったらよいか、イラスト付きの作業法を書いて渡してきた。

 もう少し、場所が広く、私たちに体力と根気があれば成功させていたかも知れないが、何しろ80歳前後の年寄りばかりではどうしようも無い。道具も貸して欲しいと言うので、役に立ちそうなものを置いてきた。「困ったらいつでも連絡して」と、格好つけていたが大丈夫だろうか。

 昼食のために入ったラーメン店で驚いた。「ご注文はタッチパネルでお願いします」と高校生のような男子店員が言う。「タッチパネル?えっ、どうするの?」。この店のラーメンが好きだと言う先輩に聞くが、「やったことが無い」と言う。

 パネルを手にしてやってみる。注文を確認し、送るをタッチする。何とか出来た。するとやはり高校生のような女子店員が、「白豚ラーメンです」と2鉢持ってくる。続いて、「餃子とご飯セットです」と餃子の1皿と白米の茶碗1つを持ってくるが、いつまで待ってもラーメンが来ない。

 まさかこれで終わりなのかと店員を探すがいない。しばらくして隣りの席に注文の品を運んできた女子店員に、「餃子セットにはラーメンはないの?」と聞いてみる。「ラーメンの注文は入っていません」と手元のスマホを見て言うので、ラーメンを追加で注文した。

 「我々のような年寄りはついていけない世の中になった」と先輩が言えば、もうひとりの先輩が「機械化による合理化で、人間の働く場所はどんどん少なくなっている」と教えてくれる。「人間が働かなくても食っていけるのかな」と問うと、「AIに強い人間だけが生き残る。後は機械化できない仕事で食いつなぐことになる」と言う。

 機械化が進めば、人間の労働時間は大幅に短縮され、人間は自分の時間を自由に楽しめるようになるはずではなかったのか。

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