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大阪都構想の住民投票と首長の選挙

2020年11月02日 18時04分23秒 | Weblog

 大阪都構想の賛否を問う住民投票の結果は前回と同じで、小差ではあるが反対票が多かった。投票率は前回よりも4.5ポイント下回った。都構想の詳しい内容は知らないが、住民には「よく分からない」ので、「反対票を投じた」人が多かったようだ。

 「メリットがある」と言われても、具体的にどうなるのかが分からなくては賛成は得られない。絵に描いた餅をどんなに見せられても、食べられなければ納得はしない。崇高な理想ならまだしも、今とそんなに変わらないメリットでは、人はなかなか動かないようだ。

 愛知県の岡崎市の市長選挙で、給付金5万円を公約に掲げた無所属の候補が当選した。現職は自民・公明・立憲などの政党の支持を受け、負けるはずのない選挙だったのに大逆転だった。以来、各地の自治体の長を選ぶ選挙で、給付金を政策に掲げる候補が続出した。

 しかし、愛知県豊山町の町長選挙では、給付金を掲げた候補が落選している。有権者はバラマキに批判して票を投じたのかといえば、そうでもないようだ。当選した候補は名古屋市バスの乗り入れを政策に掲げていたから、利益誘導という点では変わらない。

 給付金にしてもバスの乗り入れにしても、当選者の努力で実現されるとは限らない。給付金に反対はしないと思うが、議会が反対を決議すれば、住民は議員を恨むことになる。バスの乗り入れも、名古屋市が同意しなければ実現は難しい。

 アメリカの大統領選挙の投票が明日行われるが、選挙でふたりの候補が演説している内容は、相手の悪口と利益誘導ばかりである。未来を語っても、何も根拠の無い「アメリカファースト」である。それでも熱狂するのはどうしてなのだろう。不思議だ。

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