友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

働かなくても金が入る魔術はない

2015年10月28日 18時51分40秒 | Weblog

 ダルビッシュ有投手の弟が野球賭博で逮捕された。巨人の選手が行っていた野球賭博よりも本格的な仕組みのようだ。それにしても、必ず漏れると分からなかったのだろうか。自分が捕まれば兄に迷惑がかかるだろうに、そんなことも分からなかったのだろうか。賭博で財産を無くしたり、一生を棒に振るような人もいる。いや、そればかりか、一家離散に追い込まれ、最後は自殺の道を選ぶ人もいる。

 働かなくて金を得ることのリスクは大きい。賭けで儲けようとしてはならない。それなのに、石原前東京都知事は賭博場を開設しようと主張していた。悲劇が付きまとうものなのに、なぜ導入しようとしたのだろう。賭博の仕組みも、株の仕組みもよく知らないが、働かなくても金が手に入る。賭博と株はどこが違うのだろう。株の仕組みを考えた人は賭博からヒントを得たのだろうか。

 消費税の引き上げで、軽減税率をどういう仕組みにするかですったもんだしている。なぜ、消費税を導入したのかといえば、福祉予算が膨らみ続けているのでその財源にするためだった。引き上げるのも財源不足を解消するためだ。日本は貧富の差が広がっているという。だったら消費税などというみんなが負担する税よりも、金のあるところから徴収した方が「公正・公平」だろう。

 金持ちから多額の税金を取れば、「彼らは国外に出てしまう」あるいは「高生産、高収入を目指さなくなる」と言われた。金持ちは貧しい同胞のために出金するのを惜しむだろうか。どんどん貧乏人が増えれば消費は落ち込み、結局金儲けは出来なくなる。人間社会が不平等であるのは仕方がないが、助け合わなければ生きていけない。金持ちからより多くの税金を取るのも人類を維持していくためには仕方ない。働かなくても金が手に入る都合のよい魔術はないのだから。

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