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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

これから先のことは分からない

2014年12月15日 18時51分32秒 | Weblog

 多くの評論家が「予想通りの結果でした」と、衆議院選挙について述べていた。自民党と公明党で3分の2を確保したのだから、何でも決議できる。どうするかは安倍首相次第というわけだ。これで大きな被害を受けるのは働く世代である。私たちのような年金生活者は、ただただ物価高や年金が減らないようにと願うばかりだ。

 「戦争の出来る国へ」と一気に向かうとは思わないけれど、実はいつでも向かう地盤はできたわけだ。忘年会で酒を飲みながら話していても、「中国や韓国に舐められてどうする」と言う人が多い。私は「舐められて何がダメなの」と思ってしまうので、そういう時は出来るだけ会話に加わらないようにしている。

 「話し合いで解決するなどとトンチンカンなことを言う馬鹿がいるが、そんな人間は現実を知らないダメなヤツだ」と勢いづく。そういえば、「次世代の党」は「外交は武力を背景に行なうものだ」と言っていた。それは第2次世界大戦までの時代だろう。今は核兵器の時代だから、情報は出来る限り共有して、一発触発を避けるようにしているのが外交の現実である。

 安倍首相は「経済と安保を最優先で行なう」と宣言していた。経済を論理で捉えることは出来ないのに、景気がよくなることを政治の課題にしていいのだろうか、政治で景気をよくすることが出来るのだろうか。安倍首相は「企業が儲かれば賃金が上がる。賃金が上がれば景気はよくなる」と言うけれど、この先も企業競争で右肩上がりの社会になるとは思えない。

 企業はかかる費用を抑えるため、正規労働よりもパート労働を増やす、あるいは賃金が安い海外に工場を移す。企業が生き抜くためには仕方ないことだろうが、ネズミ講と一緒で、全部に行き渡ったならどうなるのだろう。先進国では人口は減少傾向にある。買い手がいなくては物は売れない。

 これから先がどうなるのか、私には分からない。分かっているのは、少なくとも孫たちの時代に私は生きていないことだ。20代、30代、40代そして50代の働き盛りの人たちが何を選択していくのかで、全てが決まる。よい社会になるようにと祈るばかりだ。

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