友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

家族の形は変わっていく

2011年01月29日 19時13分16秒 | Weblog
 1歳半の孫娘は昨日、退院した。水疱瘡は瘡蓋が出来ているので、後は回復に向かうという判断らしい。それに今日は母親である長女の誕生日なので、ダンナの音楽仲間がお祝いの会を開いてくれると言うから、これが最大の退院理由かもしれない。昨日、見た限りでは元気に歩き回っていたので、今日もパーティーの主役を独占していることだろう。ダンナは40歳近くになって結婚し、子どもが出来たから、文字通り目に入れても痛くないほどの可愛がりようだ。ダンナの家族にとっても初めての孫だから、ぜひ頻繁に実家に連れて行ってあげたらよいのにと思う。

 父親と母親がいて、子どもは生まれてくる。たとえ、人工授精であったとしても卵子と精子がドッキングして子どもが出来ることには変わらない。全く自分とつながりのない他人の卵子と好きになった男の精子との受精卵を自分の子宮で育てた野田聖子さんの気持ちは、私には理解できないが、世の中にはそんなことをしてまでも子どもが欲しい人がいる。全く逆に、愛し合って子どもをつくりながら、子どもが生まれて大きくなると子育てできなくなって殺してしまう人もいる。子どもはとても可愛い。どうして殺せるのか、理解できないが、きっと何か手助けがあれば思い止まることも出来たはずだ。

 自分たちが生んだ子どもでなくても、生んだ子ども以上に愛情を注いで育てる人もいる。血のつながりなど、本当は不確かなものなのだ。むしろ、血がつながっていることから諍いが生まれたり、横柄さが顕著になってしまうことはよくある。親は子を自分のモノのように扱ってしまったり、子は親のありがたさをおせっかいと思ったり、身近な存在だからこそのぶつかり合いはよくある。人が自分以外の人のことまで気配りできるようになれば、みんなが気持ちよく暮らせるけれど、そう出来ないところが人間の弱さなのだろう。

 最近、年齢差の大きなカップルが話題になっている。『週刊朝日』に「70歳からの愛とセックス」という見出しで、アナウンサーの山本文郎さんご夫婦と漫才の内海桂子さんご夫婦の対談が載っていた。内海さんは68歳で24歳年下と、山本さんは73歳で31歳年下と結婚した。「惚れる気持ちに年齢なんて関係ない」と4人は言う。「年を取ると若いころみたいな欲情はなくなるけれど、愛情の表し方が違ってくる」「本当に愛されているだっていう安心感が感じられるし、その中にある営みなんだなと実感することができる」などと話していた。若い人が「恋愛なんか面倒臭い」と言うのに、年齢の高い人の方が熱心というのはどうしてなのだろう。

 NHKの朝の連続テレビ小説『てっぱん』は、父親を知らない若い女性が主人公だ。そこへもう一人、相手の子を身ごもりながら結婚できなくなった女性が登場してきた。いったいこれからどんな展開になるのだろう。愛するということと子どもが出来るということをどのように結びつけていくのか、見ていきたいと思う。家族の形は一夫一婦制ではなくなっていくだろう。そんな予感がする昨今であるが、間違っているだろうか。
コメント
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