友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

困った人

2010年03月21日 22時14分38秒 | Weblog
 人間には、真面目な人と不真面目な人の2種類があると思っていたが、そうではないようだ。一生懸命になるタイプとならないタイプの2種類とも言えるし、支配したがるタイプとそんなことに関心のないタイプの2種類とも言える。そんな風に書いてきたら、結局は人間はいろんなタイプがあるということなのだという結論に至った。

 真面目の人の中にも、一生懸命ではない人もいるし、支配されるのが嫌な人もいる。分類しだせばきりがないくらい、人間というものはややこやしいもののようだ。私自身も自分がどんな人間なのか、客観的には判断できない。人は私をどのように見ていてくれるのか、一度聞いてみたいとは思っているのだが、それを怖いと思う自分も存在する。

 選挙のようなきわめて特殊なギリギリのところでは、時々思わぬ情景を見せ付けられることがある。それは認識を超えたというか、自分が知っていた他人とは違う面を見せ付けられた時だ。また逆に、普通なら逆上してしまいそうな状況に置かれているのに、全く動揺することもなく、淡々としている人もいれば、日頃は冷静沈着だと思っていた人が全く人が違うような言動に出る人もいる。

 選挙で一番困るのは、とにかく何でも自分で仕切りたがる人だ。自分が全てを背負っていると思っているので、その責任感から何でも知っておきたい、つまり自分が知らないようなことがあると無性に腹が立ってしまう人だ。どうしてもっと鷹揚な対応が出来ないのかなと思うけれど、自分の意に反することは絶対に許せないのだ。だから、つい口に出して文句を言うことになるのだが、そうすることがどれほど内部分裂の引き金になっているのか、わかっていない。

 どんな事態が生まれてこようが、笑って受け止められる人は立派だ。まず事態を受け止め、それで傷ついた人を真っ先にいたわり、事態の原因を見極め、人々が傷つかないように配慮できる人は優秀な人だと思う。人は誰でも自分は可愛いけれど、相手を思いやるほどの余裕を持っていない。リーダーとなる人間は、だからこそ懐が深くなくては役立てないということだろう。
コメント
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